コアントロー
住所 / Saint Barthelemy d'Anjou
   Angers, France
TEL / + 33 (0)2.41.31.50.50
URL / http://www.cointreau.com/

華やかなカクテルを作り出すベースのお酒として、世界中で多くの女性を魅了し続けるコアントロー。お菓子の世界でも多くのシェフから高い評価を受け、数々のお菓子に使用されています。コアントローは厳選されたビターとスイート、異なる品種のオレンジの果皮をアルコールで蒸溜して作られます。すっきりした甘みとアルコールの中にさわやかなオレンジの香り。世界中の製菓業界で130年以上も変わらず愛し続けられる定番アイテムです。

【コアントロー 動画のご紹介】

オレンジのリキュール コアントローのブランドストーリーを動画で、ご紹介いたします。左下にある再生ボタン押してご覧ください。

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ラタジャック氏より

コアントローの商品の歴史を語る上で、コアントロー家の歴史が重要になります。良い製品を作る、良い仕事を成し遂げるという情熱が、150年もの間代々受け継がれてきました。料理、パティスリー、カクテルの分野で世界中の職人たちがコアントローを使用し、個々の才能を様々な形で表現していますが、どなたも完璧な「味」を求めるという点は共通していると思います。いつもコアントローにこだわりを持って使用して頂いていることをとても光栄に思います。 日本の方々は特に「品質」への探究心を持っていると思います。「海外の商品は、日本産でより良い物が手に入らない時にしか輸入しない」と、ある日本人職人に言われた言葉は、今でも私の心に響いて残っています。
日本の商品の品質の高さを一度知ると、コアントローを選んで愛用していただいていることに、より喜びを感じるようになりました。日本人パティシエによるこの「信頼」や「品質」へのこだわりは、現在日仏商事と分かち合って提供させていただいています。なぜなら良い「商品」というのは、良い「サービス」や良い「お客様との関係性」無くしては成り得ないからです。日本におけるコアントローの責任者である石川氏とは、コアントローの歴史とモダンな新しい技術を結びつけながら、日本特有の「完璧さ」に対応できるように日々努力をしています。
コアントロー40°、コアントロー60°、コアントロー54°を通して、様々な使用目的に適応した「コアントロー」を提供しています。あなたの想像力を表現できるパートナーとしてご使用下さい。

フレデリック・ラタジャック氏
コアントローの原点

1849年、産業革命の活気に溢れた時代にエドワード・ジャン・コアントローとアドルフ・コアントローの兄弟はフランスのアンジェの街で蒸留業を開始。「コアントロー兄弟」の名前で設立された会社は、黒さくらんぼを始めフルーツのリキュール作りで発展していきました。
エドワード・ジャン・コアントローの息子であるエドワードは、父の後を継ぎ、新しい風味を目指します。ヨーロッパを一周し、人々が当時珍しく高価なオレンジに興味を持っていることを知った彼は、実験室で幾度も蒸留の試験を行い、最高のレシピを作り上げます。優れた風味、今までに無かった繊細な香り、見事なまでの透明度を実現させることに成功したのです。「クリスタルのような純潔さや、甘さと苦味を含むオレンジの皮の完璧なハーモニーから生まれる繊細な味を熱烈に探した」と、後に開発当時の様子をエドワードはこう振り返っています。
この貴重な商品に付加価値をつけるために他社製品との差別化を図り、当時の主流とは逆の、四角い瓶とシンプルなラベルを採用します。また商品を守り、消費者の目を引くために琥珀色の瓶を選びました。
さらに販売促進に取り掛かり、まずは地方の小さな展示会から、徐々に国を代表する展示会に出展していきます。1889年と1900年に開かれたパリ万国博覧会で彼は最も名誉ある金メダルを授与されました。彼は現代で呼ばれる「マーケティング」の才能を持ち、当時の先端技術を上手に使いながら「コアントロー」の販促を行いました。1898年にはピエロの絵を宣伝広告のマスコットとして起用。また、映画や車が出現したこの時代に世界で初めてそれらを宣伝目的として使用したのも彼でした。
エドワードの息子達の代には会社の発展はますます勢いを増し、アンジェの町で家族で小さく営まれていた蒸留酒工場は大きくなりました。この時に社名も「コアントロー親子」になります。品質や同じ情熱を3世紀に渡って大事に保ちながら、コアントロー家の冒険は現在の6世代目に委ねられています。

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その歴史は19世紀から
1849年 アンジェで人気のコンフィズリーを経営していたエドワード・ジャン・コアントローとアドルフ・コアントローの兄弟が、地元のフルーツを使った蒸溜業を始める
1875年 パティシエだったエドワード・コアントローが、甘みと苦味のオレンジ2種をブレンドしたリキュール「トリプルセック」を開発。のちに「コアントロー」と改名
1889年 ピエロの絵を宣伝広告のマスコットに起用
1899年 映画が発明されて3年後のこの時代に、エドワードが世界で初めて映画や車を宣伝目的で使用した
1923年 コアントローブランドが北アメリカから南アメリカ大陸まで広がる。
「世界のブランド」というスローガンで世界にアピール
1989年 家族経営でコニャックを製造していたレミー・マルタン社と合併し、レミー・コアントロー社が誕生。パリ証券取引所で上場
2004年 モダンさをアピールするためにコアントローのボトルを年々改善
コアントローができるまで

より革新的な蒸留製造を志して世界を旅したエドワード・コアントローは、様々な種類の甘いオレンジ果皮を持ち帰りました。当時のキュラソーには苦いオレンジ果皮が使われていましたが、彼は甘いオレンジ果皮も使うことで他とは違う製品づくりに挑戦します。大事な材料となるアルコールにもこだわり、オレンジのピュアな香りだけで味を表現できるように最もニュートラルなものを選択しました。誕生したリキュールは当時の類似品よりもオレンジの香りが3倍も強かったとされ、また、甘さも控えめであったことから「トリプルセック」という名前が生まれました。
現代のコアントローも甘味と苦味の2種類のオレンジ果皮を蒸留して作っており、それらの材料は原産国で乾燥された状態でアンジェの街まで運ばれます。甘いオレンジ果皮の一部はフレッシュの状態でも使用され、香りにアクセントをもたらします。
コアントローの品質において、オレンジの選別はとても重要です。コアントロー社はオレンジの生産者との関係を大切に築いており、濃縮されたエッセンシャルオイルが含まれた高品質なオレンジ果皮だけを使用しています。

現代の蒸留製法は、伝統的な製法と、エドワードが決めた製法を守りながら作られています。オレンジ果皮、ピュアなアルコールと水を銅の蒸留器に入れ、一晩中、蒸留器の中で液体に漬けておくことによって、アルコールがオレンジ果皮の中に含まれたエッセンシャルオイルを抽出します。翌日の朝、原材料を沸騰(蒸留)させ、そこから出る蒸気がS字管を通って復水機に渡り、冷やされて香りの高い液体に戻ります。これが長年伝えられてきたコアントローのベースになる製法です。

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お菓子のためのコアントロー

フランスでは、お菓子屋さんが使うコアントローはスピリッツタイプの60°。定番のコアントロー40°の5倍濃縮タイプですが、砂糖を加えていないためシェフ自身が甘さをコントロールできます。シャープなコアントローの香りだけを活かせる商品です。
また、2009年から世界に先駆けて日本市場向けに発売されているコアントロー54°もコアントロー40°のコンサントレ(濃縮)タイプです。含まれる砂糖は40°と同量ですが、エッセンシャルオイルが40°の8倍も入っています。少量の添加で驚きの伸びと広がりをみせる上質な香りが、多くの素材とマッチします。

コアントローで広がるお菓子の世界
レシピをご紹介
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コアントロー 弊社取扱ラインナップ
コアントロー

パティシエだったエドワード・コアントローがオレンジ2種をブレンドして生み出したリキュール。世界中の製菓業界で130年以上も変わらず愛し続けられる定番アイテムです。

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グリオッティーヌ・オ・コアントロー

風味豊かな野生種のグリオットを、コアントロー入りアルコールを使った独自のレシピで漬け込みました。世界の名立たるシェフ達の間では欠かせない存在です。

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ジャコベール

130年以上の歴史を誇るブランド、ジャコベール。厳選された風味豊かなフルーツをアルコールに漬け込み、蒸留しています。

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セントジェームス・ラム

さとうきびの豊かな風味をベースに、マルティニーク島のラム特有の力強さと繊細さを兼ね備えています。いずれもお菓子のための製品です。

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トップシェフも愛用
オレリアン・トロティエ

アンジェ出身。ルレ・デセール会員のミッシェル・ガロワイエ氏のパティスリーであったアンジェの「トリアノン」に1997年から見習いとして入り、パティスリーに必要な資格を取りながら、9年間シェフパティシエを務めた。2007年、同じアンジェ市内にパティスリー「ARTIS'an Passionné」をオープン。2012年に、隣町にサロン・ド・テのある2号店をオープン。ルレ・デセール会員としても活躍している。

Q.いつから使用していますか?

パティスリーの世界に入って間もない時から、お菓子全般とチョコレートに使用していました。

Q.好きな商品は?

香りの高さからコアントロー60°を使っています。

Q.他社との違いは?

他社とは一線を画する香りの繊細さが気に入っています。また、地元アンジェで生産されているので、歴史や文化的な付加価値があると思います。

Q.使用例は?

ラムで有名なババをコアントローで作ってみました(写真掲載)。その他、ガナッシュ、クレムーや様々なクリーム系に愛用しています。

Q.相性の良い素材は?

ノワゼットでできたプラリネとコアントローとの相性は抜群だと思います。

Q.使用の際の注意点は?

コアントロー60°に関しては使用量に気をつけています。例えば、クリーム、クレムー、ムース系などには、3~5%の量で十分香りを与えることができます。

Q.コアントロー以外のプレミアム・ガストロノミーの商品を使っていますか?

通常のババには、セントジェームス・ラムを使用しています。また、アンジェ特産品であるPlantagenet(プランタージュネ)のアントルメにグリオッティーヌを使っています。

Q.新商品のアイディアを伺えますか?

インスピレーションは様々ですが、フルーツの素材をベースにしてスタッフと一緒に考案していることが多いです。

Q.メーカーとの関わり

技術的なお菓子の話ができるプロフェッショナルな関係性を築けていると思います。互いにスケジュールが限られているので、各アポイントは貴重なものとなっており、新商品を披露し合ったりしています。

Q.工場訪問の感想は?

建物のセンスは良く、蒸留器の大迫力に感動しました。工場内のオレンジの香りにも魅了され、最後のテイスティングの際には虜になってしまいます。

Q.アンジェの街について

アンジェは活気にあふれた街で、新しいことには敏感でありながらも、伝統的なお菓子はしっかりと守っています。私のお店は、お陰様で品質の良さでも評判になっているので、今後もアンジェの人たちに愛されるようにしっかりと守っていきたいと思います。

Q.ルレ・デセールメンバーとしてのミッションは?

ルレ・デセール会員として、地元の特産品を使った自分ならではのアイディアを守りながら、仲間と共に新しい味やテクニックを追求し、共有することです。各集会はとてもなごやかな雰囲気で行われますが、とても刺激的です。

ステファン・グラシエ

MOF(フランス最優秀職人)の称号を持つ、パティスリー業界の重鎮の一人。パリの有名製菓学校ベルエ・コンセイユ、ルノートルにて教鞭をとる。2006年のWPTC(パティシエの世界大会)ではフランスチームのコーチとして参加し、優勝に導いた。自店「Pâtisseries et Gourmandises」、学校「Glacier Fourmation et Conseil」を展開、コンサルタントとして、世界中を回っている。

Q.いつから使用していますか?

95年にベルエ・コンセイユで使って以来、コアントローを愛用しています。セント・ジェームス、グリオッティーヌも重宝しています。

Q.好きな商品は?

無糖タイプの60°タイプを良く使っています。コアントローの豊かな香りが大好きです。

Q.使用例は?

クレームブリュレをコアントローで香りづけしています。他には焼菓子、ケーク、生菓子、アンビバージュなどです。

Q.使用の際の注意点は?

コアントローを入れる対象物は温度が冷たくないといけません。熱いと蒸発して香りが飛んでしまう事があるので注意が必要です。

Q.メーカーとの関わり

97年には、Trophée européen Cointreauで優勝したので、メーカーとは更に深い繋がりとなりました。レシピの開発依頼があったり、展示会でメーカーのブースでデモをしています。コアントロー社が一般の方を対象にしたレッスンを企画し、私が教えています。