ローラ(Laura Soldan)とシャルル(Charles Henri Quantin)は2022年、アルデッシュの6haのブドウ畑に定住。彼らにたどり着くまでは、市街地から山道を登ること1時間ほど。山の斜面に沿ってまるで棚田のように作られた畑の隣には、自身で定住した年に建てたまだまだ新しい醸造所が。醸造所に隣接した3haの畑には、この土地の伝統品種であるガメイやシラーに加え、ハイブリッド品種を含めて多種多様な品種を植え、少し離れたもう3haの畑も含めてシャルルが一人で見ている。そして醸造はローラが担当。畑は砂質土壌で、畑の下にある水脈のおかげで水不足の心配はない。醸造テクニックでも重くなり過ぎないような仕上げをしており、畑の特徴も相まって、全体的に軽やかで飲み心地の良いワインが多い。まだまだ若いが、積極的な設備投資も行い、品種も増やしていきたいと話すなど、今後にも期待が持てる意欲的な造り手。