ポリニーの郊外にある小さな土地で2016年からワイン造りを始めたチボー・ピエルソン。もともと彼は化学の勉強が得意だったので、アルザスのチーズ加工農業で研修をしていたが、エルバージュは向いていないことに気が付いた。そうして彼は、自身が好きな化学と自然を活かせるワイン造りを始めたと語っている。彼はMiery村に居を構えながら、家族から0.6haのブドウ畑を引き継いだ。そのぶどうの品種は実にバラエティに富んでいる。ぶどうの木は有機農法の原則に従って栽培、すべて手摘みされ、土着酵母を使ってワインが造られる。勿論、化学物質は一切不使用である。ワインはタンク、樽、小樽で熟成。毎年数千本しか生産しない、超マイクロな生産者です。からだが大きいことから、試験監督・監視員などもしているんだと笑って話す彼だが、とても穏やかで優しい印象でした。