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ピエモンテ / 伊

モランド・シルヴィオ / 
Azienda Vitivinicola Morando Silvio

モランド・シルヴィオ

モンフェラートの「名人」モランド・シルヴィオ。

彼が所有するブドウ畑は14ha。この地域で伝統的なバルベーラ、グリニョリーノ、コルテーゼ、ファボリータ、そして少量のシラー、テスト的にピノ・ノワールと絶滅寸前の古代品種バルサミーナを一区画のみ栽培している。区画ごとにそれぞれのワインを造る。
グリニョリーノは修道士がその品質から選んだ11世紀にさかのぼる古代の起源を持つ純粋な品種であり、以来、交配による進化をしていない。また、近隣のアスティ地区のグリニョリーノと比較して、ここカザレーゼは昔海底にあった影響から力強さが特徴となる。

彼の2大トップキュヴェは、グリニョリーノ古樹100%で造る「アナルキコ」と樹齢100年のバルベーラ100%で造る「レ・コステ」。「アナルキコ」というキュヴェ名は彼の祖父の兄弟の名前から付けた。非常に男性的で頑固な性格がワインに良く出ている。一方、彼の祖父の畑を受け継いだ「レ・コステ」はエレガントで親しみやすい。
彼は「ワインに大事なことは、誰が造り、どの畑で造ったのか。ワインに性格が表れる事」だと言う。

モランド・シルヴィオのワインモランド・シルヴィオのワイン

アナルキコ(Anarchico)

産地
イタリア ピエモンテ州
種類
品質分類・原産地呼称
Grignolino del Monferrato Casalese D.O.C.
コメント
◆グリニョリーノ100%

標高230mの南向き斜面に位置する畑の土壌は石灰質。
「アナーキスト」という名前。畑の元々の持ち主(シルヴィオの祖父の兄弟)の性格同様に反抗的な気質を備えた、若く自由奔放なワイン。

年間6~700本程しか生産しておらず、現地でも即完売となる。
2017年の収量は最も少なく、25hl/ha。
クリアなルビーレッドの外観で熟成とともにオレンジ色を帯びる。
アーモンドや熟した小麦のようなアロマ。味わいはドライで軽やかなタンニン、後味に心地よい苦みと収斂性を感じられる。
グリニョリーノのイメージを覆すほど非常に力強い印象。
サービス温度15-18℃。フリット、スモークした肉や魚との相性が良い。

アナルキコ

レ・コステ(Les Coste)

産地
イタリア ピエモンテ州
種類
品質分類・原産地呼称
Barbera del Monferrato D.O.C.G. Superiore
コメント
◆バルベーラ100%

標高200mの南向き斜面に位置する畑の土壌は石灰質。
平均樹齢は100年。収量が少なく(25hl/ha)、毎年は生産しない。「レ・コステ」の区画のみから収穫したブドウで造られる。大きなオーク樽で2年以上の熟成を経て、スムースかつエレガントなワイン。元々この区画の持ち主であったシルヴィオの祖父の性格が味わいに反映されている。
非常に濃いルビーレッドの色調。エッジはレンガ色を帯びる。ほのかにスパイス、そしてマラスカチェリーのアロマ。味わいはドライで、柔らかく、軽くまろやかで、口当たりが良い柔らかなフルボディで、余韻は長い。
サービス温度18-20℃。2時間前の抜栓がお薦め。赤身肉、熟成したチーズとの相性が良い。
レ・コステ
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