2016.12.29

LE BOULANGER DE LA TOUR 訪問

先日、パリ5区セーヌ河岸沿いにオープンしたばかりのブーランジュリー、LE BOULANGER DE LA TOUR(ラ ブーランジェ ドゥ ラ トゥール) を訪問しました。こちらのお店、その名前のとおり、あの鴨料理で有名なレストラン LA TOUR D’ARGENT(ラ トゥール ダルジャン)のパン屋さんです。ラ トゥール ダルジャンといえば、戦前、皇太子時代にパリを訪れた昭和天皇も食されたことがあるという老舗中の老舗レストラン。そのレストランが11月に新しくブーランジュリーをオープンさせたと聞いていましたが、忙しい年の瀬にスケジュールの調整がつかず、やっと先日、訪問することができました。

LE BOULANGER DE LA TOUR

お店は母屋のラ トゥール ダルジャンからRUE CARDINAL LEMOINE(カーディナル ルモワンヌ通り)をはさんだ向かい側に位置します。以前この場所にはLA ROTISSERIE DU BEAUJOLAIS (ラ ロティスリー デュ ボージョレ)という名前のラ トゥール ダルジャン系列のカジュアルレストランがあったのですが、そちらを改装し、一部スペースをこのパン屋にしたというもの。(ちなみに同時にこのカジュアルレストランはLA ROTISSERIE D’ARGENT ラ ロティスリー ダルジャンと改名して、再オープンしています。)

母屋のラ トゥール ダルジャンは通りをはさんだ向かい側

ラ トゥール ダルジャンは予算的にも気軽に行けるようなレストランではありませんが、こちらパン屋はその系列店とは思えないほど、お財布に優しいパン屋さん。それもそのはず、こちらは「地元に根付いた街のパン屋さん」を目指してオープンさせたとのこと。

ヴィエノワズリーのショーウインドウ

焼き菓子

ハード系のショーウインドウ

バゲットは1ユーロ、クロワッサンは1.2ユーロと、パリの中心街の相場と大きくずれない価格設定です。

お店にはショーケースに入れられたハード系のパンやヴィエノワズリー、焼き菓子などがところ狭しと並べられていました。

店舗奥が厨房になっており、ガラス張りで中の様子が見えるようになっています。

少し厨房にもお邪魔させていただきました。手前にはボンガードオーブンがドンと鎮座。しかも新型オリオンです。オリオン特有の火力の強さを生かした大型パンも、少し焼き込まれたいい色合いです。

作業台が中央に配され、決して大きな厨房スペースではありませんが、パン職人がここですべて粉から仕込み、焼いています。その分、幅広いラインナップは期待できませんが、それでも必要十分な種類の数で、地元民に愛されるパン屋を目指します。

よーく見ていただくと、ドウコンもスパイラルミキサーも分割機も全部ボンガード製。さすがはラ トゥール ダルジャン系列。機材への投資も妥協なし!です。ボンガード社のショールームのような店舗。日本のボンガードユーザーの皆さんもボンガードに興味をお持ちの皆さんも、パリにいらっしゃった際はこちらに案内させていだこうと思います。

当日はパン屋さんの定番、バゲットとクロワッサンを購入しました。どちらも見た目がオーソドックスで、素朴な味わい。観光客をメインターゲットに据えない地元民向けのパン屋さんということで、奇をてらいません。トラディショナルタイプのバゲットはもっちりとした食感、クロワッサンもバターが香ばしく、しっかり作られている印象。

それぞれ包装材やバッグは淡いローズと白で統一され、塔(トゥール)と鴨が描かれています。鴨が小脇にバゲット抱えているイラストはなんとも可愛らしげです。

パリに来られた際にはぜひ足を運んでみてください。ノートルダム寺院やサンルイ島など、観光名所からもすぐです。

LE BOULANGER DE LA TOUR
19, QUAI DE LA TOURNELLE 75005 PARIS

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