2017/05/30

バゲットコンクールで日本人活躍!

5月17日にパリのパン祭りを舞台に開催された第4回フランスバゲットトラディションコンクールにおいて日本人のパン職人が優勝しました。
フランスの東部アルザス地方にある街メルツヴィレールにあるBOULANGERIE DURRENBERGERにて働く成澤芽衣さんです。同コンクールでは日本人としては初めて、女性としても初めての栄誉を手にしました。

こちらの第4回フランスバゲットトラディションコンクールは全国大会で、フランス各地の予選を勝ち抜いた6名のパン職人たちが現場での実技も含めて審査が行われます。

実技は会場で行われ、審査前日に1.5時間の仕込み時間に加えて審査当日には6時間の作業時間が与えられ、1993年デクレによって規定されたバゲットトラディションフランセーズを焼き上げます。大きさ等の規定は以下の通り。長さは50cm(誤差±5%まで)、重さは250g(誤差±5%まで)、塩分含有量は粉1kgに対して18gまで。18gを超えたと判断された場合はペナルティ対象となります。

日本人の活躍は非常にうれしいニュースですね!

またこの大会とは別に開催された毎年恒例のパリバゲットコンクールは同月に行われ、以下のような結果となりました。

今年はパリ市内に店舗を持つ200のブーランジュリーから応募があり、味覚審査が行われました。バゲットの規定は長さが55センチ~65センチ、重さが250g~300g 以内であること。またこちらの大会にも塩分に関する規定があり、粉1kgに対して、18gの塩を含むこととなっています。

審査はもちろん味覚もありますが、同時に焼き具合、クラストの具合、クラムの具合、香り、見た目(外観)と内相(気泡)などが対象となります。

2017年結果
1. Boulangerie Brun – 193, rue de Tolbiac (13区).
2. Aux Délices de Glacière – 90, boulevard Auguste Blanqui (13区).
3. Boulangerie Dupain – 20, Boulevard des Filles du Calvaire (11区).
4. Boulangerie Gontran Cherrier – 22, rue de Caulaincourt (18区).
5. Boulangerie Bichon – 2, rue Cail (10区).
6. Les Gourmandises d’Eiffel – 187, rue de Grenelle (7区).
7. Boulangerie 2M – 215, boulevard Raspail (14区).
8. Le Grenier à Pain – 52, avenue d’Italie (13区).
9. Boulangerie Tembely – 33, rue Myrha (18区).
10. Maison Hubert Trévisse – 6, rue de Trévise (9区).
ページ先頭へ戻る