バンブーエコシステムって?

番地がないため迷いに迷いながらやっと到着です。

まるで迷路です・・・
入り口から見渡すかぎり広大な敷地が拡がります

小さな教会

醸造所
なんとこちらの建物は17世紀に建てられたもの。
領地を買取2004年からワインを造っています。

収穫はすでに終わっておりまったく葡萄はありませんでした

岩や貝がゴロゴロ ミネラリーな味わいになることがよくわかります
同じ敷地内には牛、豚、馬などの家畜がたくさん!

毎日卵を産みます

そして葡萄畑の他に野菜や果物も栽培し、全てが自給自足の生活を送っています。
ワイン同様もちろん畑も栽培も全て無農薬にこだわっています。

この日もパン用に育てている小麦や穀物類を人が丁寧にひいていました

そして自家製のパンをこれで焼いています
この他にもパーティーなどができる大きなホールスペースも完備
中心には大きな暖炉のようなものがあり、豚が丸々一匹焼けそうなくらいの大きさです。

ブラッスリーもあり地ビールも造っています
醸造所の中には礼拝堂が…こちらも17世紀のもので現在はワインのストック場所となっています。
暗くて見えにくいですがこちらはビオディナミ用の粉がたくさんありました

水晶の粉

雄牛の角

ビオディナミ用の水を造るパイプも
さて試飲です

コションのラベルと全く同じものが描かれた樽
※中身はコションではありません

温かい雰囲気のご夫婦(Guillaume氏とKarina氏)

グルナッシュ50,シラー50 南仏らしい濃密でスパイシーな味わい

サンソー100%
とても濃くてとろりとした果実味が口に広がります
彼らのワインはSo2無添加、ノンフィルター、ノンコラージュのものが多いですが全てがクリアでとても綺麗な仕上がりとなっています。
一通り試飲をした後は、以前から気になっていたバンブーエコシステム(Bamboo-assainissement)を見させていただくことに。

10年前に植えられた竹林
イメージでは、竹を縦に切ってそれを器にしてワイン醸造等で使った後の汚水を流して自然に返す…というものを想像していたのですが、まさかの雑木林!!
なんと10年前に友人からこのエコシステムを教えてもらい植え始めたのだとか…
ワイン造りの際の排水だけでなく生活排水もこちらに捨てているそう。
ものすごい栄養価が高く、竹が伸びるのも非常に早いそうです。なんとも驚きの方法でした。

ご近所さんの造るハチミツやオリーブオイルも販売
最後にランチでも食べていって~とマダムに言っていただいたのですが、次にローヌに向かわないと行けなかったので泣く泣く断念。。
おみやげにワインやビール、ハチミツも頂き後にしました。
ブラジル人の奥様とフランス人の国際結婚のお二人。とても暖かい雰囲気で自然の中で自然に常に配慮をしながら純粋にナチュールのワインを造っています。

フランスで自転車をしていた奥様KarinaとGuillaume
これから寒くなりますが、ぜひ暖かいレストランやお家でプロヴァンスのワインを飲みながら、南仏気分を味わってみてはいかがでしょうか♪

コションも待ち遠しいなぁ~♪