2015.11.4

そこまでとは。。。

入荷と同時に完売してしまった驚愕の赤ワインを造っている
”La Ferme des Caudalies”
初訪問です。
2010年に生産を始めましたが当初はお金がなく車で生活をしながらワイン造りを行っていたようで、ようやく写真の醸造所を手に入れたようです。
IT関連などの会社に勤めていたこともあるようでラベル作成は全て自らで行い、瓶詰め等全ての作業も彼自身で行っています。
雑多な感じの醸造所。
ここで瓶詰めしたりラベルを貼ったりとかなりストレスになりそうな狭い場所。
瓶を運んだり、ホースを繋いだりと作業工程を話す彼もうんざりした表情でした。
色々古い醸造所を見てきましたが地下に造られたこのコンクリートタンクほど古いものは見たことがありません。
圧搾機を通してここにブドウジュースを流し込んでいます。
試飲ワイン。残念ながら2014年は糖度が上がりすぎた為、赤ワインを造らず左端のロゼを造ったよう。
甘みを含んだ心地よい風味で即予約。
白も樽熟したキュヴェを新しく造っており、こちらも適度に酸がとれバランスよし。

ここのワインは比較的酸味が強いのが特徴で、仕込み中の2015年は他の場所と同じように甘みが前面に現れ、この時点で酸味は強く現れていませんがワインが出来上がるに従って酸味が強くなるようで、彼自身もその理由がよく分っておらず、土壌の特徴ではないかと考えているようでした。
こちらは仕込み中のフラン。
まだブドウを入れただけの状態でしたが600本はキープしました。
こちらは相棒のオバマ。
かれの唯一のパートナーです。

彼の口癖は「お金がない!!」
樽に入って数年になるワインがあったので試飲をお願いしましたが、樽からワインを引き抜く道具を持っていない為試飲不可能。
どのような状態になっているかもわからず。。。
次のワインを樽に入れる状態になった時に樽のワインを瓶詰めするのでそれまではお預け。
樽を空の状態で長時間放置していると樽がダメになってしまう為やむを得ないということです。ある意味中身が気になりますが・・・。

そこまで大変な状況でワインを造る彼になんとなく感動と悲壮感。
訪問先でこんな気持ちになったのは初めてです。
でも造るワインは本物です。是非とも彼を応援してあげてください!!

著SHO
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