2019.08.21

フランスでのバカンスを経験して分かったこと【パティシエ通信Vol.13】


Bonjour!!
パティシエ通信の岸です。

今年も無事フランス革命記念日が終わりフランスではじわじわとバカンスモードになってきております。
フランスのバカンスはとっても期間が長いんです。
大人だけでなく子供達のバカンスも長く、
春:2週間
夏:2ヵ月(7月・8月)
秋:2週間
冬:2週間
と3ヶ月に一回は子供たちにもバカンスがあるので、お父さんお母さんは大変ですね(汗)
さすがに大人は、夏のバカンスに2ヶ月間の休みはもらえないので、共働きをしているパリ在住の友達は、お互いの両親に子供を預けて面倒をみてもらっているそうです。

フランスのサラリーマンはどれ位バカンスがあるの


フランスの一般的なサラリーマンも、日本に比べるとなかなか長いバカンスがあります。
サラリーマンは1年間に5週間のバカンスがもらえます。
いつ、どのようにバカンスを取るかは企業にもよりますが、子持ちの方は子供達の休みに合わせて夏に長めのバカンスを取る方が多いです。

ちなみに、
私の以前の勤め先であるフレッソンでは夏に3週間、冬に2週間のバカンスがもらえました。
その期間はお店も休業になるのですが、バカンス期間でもお給料はいただけるので、ほぼ一週間の売り上げしかないその月に給料を払う経営者は大変だなと思っていました。

あっ!
現在の勤め先ですが、最近個人ブログの更新をサボってしまっているので、この機会にご紹介しますね!

今年の6月下旬からパリにあるホテル「ル ブリストル パリ」で働くことになりました。

そのホテル内にある「カフェ アントニア」でシェフ ド パルティを務めさせていただいております。

▲カフェ アントニアのケーキ

私はホテル経験ゼロなので、まずホテル内の自分のロッカーに行くまでに迷子になったり、他のセクションの人と電話でやりとりしないといけなかったりと、今までやってきたパティスリー経験との違いに戸惑いつつも新しい刺激もたくさんあり、学ぶ事も満載で幸せに働いております!!

話がそれましたね(汗)本題に戻り、実はホテルの従業員のバカンスの取り方は少し違います。

休業日が無いホテルではバカンスはいつ取るの


路面店のパティスリーと違ってホテルには定休日や長期休業がないので、常に誰かがバカンス中の状態なんです。
10日間のバカンスを小出しで取る人もいれば、夏に3週間・冬に2週間のバカンスを一気に取る人もいます。

 

町場のブーランジュリーやパティスリーでのバカンスは


町場のブーランジュリーやパティスリーが3週間も休みになると、パンが主食であるフランス人は困らないのか!?
って思いますよね。

安心してください!パンありますよ!(古っ)
ちゃんと、近所の同業者間でコミュニケーションを取っており、バカンスを取る時期がかぶらないように交互に取ってどこかのお店は営業しています。
地域に愛されるお店づくりのためにも色々努力されているんですね。

バカンス前のお店の状況ですが、
日本のように御中元やお歳暮はないので、休み前の激しい買い込み需要はないものの、ちょっとした食べ納め的な賑わいはあります。
上司からは「バカンス前なのでストックは最小限に」といわれているのですが、バカンス入りする2日前くらいから、けっこうな数の生菓子が出るので在庫が無くならないかヒヤヒヤものでした(笑)
なので、バカンス明けは在庫がほとんど無い状態でしたので、鬼のように働いてストックを製造したのを記憶しています(涙)
基本的に大手のスーパーはホテル同様、バカンスだからといって休業はしないので、「食材を買いに行く場所が無い」と困る事はないです。
しかも、フランスでは毎週日曜日にいたるところでマルシェが開催されているので買い物に困ることはありません。

フランス人のバカンス期間の過ごし方は


これは人によりますが、私がフランスに来て三年間の経験によると…
まだ若い見習いの同僚などは、実家の両親の家に帰るだけとか、毎日友達と遊ぶというのが多かったです。
理由は、「だってお金ないもん」ということ。
その中でも、圧倒的に多かった答えは「南下する」ということでした。
日本人が、夏休みに沖縄に行く感覚ですかね。
フランス人は太陽だ~い好きなんですね。

そんな中私は、お肌を全く気遣わないので「あ~あ、今はええけど10年後知らんで…」と毎回思います (笑)
こちらでは小麦色の肌が健康的でイケてる!という価値観なので、日焼け止めを塗り直したり麦わら帽子を被っている私を見て「え?それ日焼け防止?ふふっ」と笑われてます。

確かにパリで見かける人の中で日傘や手袋や麦わら帽子を被っているのは、もれなくアジア人です。
という訳で、太陽大好きフランス人達はほとんどの方が南へ旅行に行きます。

ちなみに、冬も南は人気で暖かさを求めて地中海へ行くそうです。
逆に北上してスキーを楽しんだりと、みんな人生を満喫してるなぁ~と毎回思います。
私も初めは慣れない長期バカンスに時間を持て余してましたが、人間というのは楽で楽しいことにはいくらでも馴染めるもので…なんやかんやでバカンスを満喫しています(笑)

 

仕事もバカンスもアグレッシブに!私のバカンスの過ごし方


今までの私のフランスでのバカンスの過ごし方は…
冬は毎年日本に帰省していました。
夏は日本の暑さが嫌だったので、パリでフランス語の発音レッスンに通ったり、ドイツのベルリンの壁を見に行ったり、シャンパーニュ地方のカーブ見学に行ったりと、遊ぶというより見聞を広げることに重きを置いていましたが、来年あたりどこか世界の絶景を見に行ってみようかな…?とか思ってます。

あっ!
バカンスで一番思い出になった経験は、スカイダイビングをしたことです。
あれは凄すぎました(汗)多分、スカイダイビングは一生しません (笑)
地上4000mの高低差(富士山より高い)を25分で上がって下がると言うのは三半規管の弱い私としては高山病一歩手前でした…。
魔法のチョコレートで治りましたが…。て、フツーのスニッカーズ(笑)
まぁそれでも、「死ぬまでにやりたいことリスト100」の中に入っていたので、良い体験になりました。

 

楽しいだけじゃない。バカンスにはデメリットもあります


バカンスのメリットは数知れませんが、実はデメリットもあるんですよねぇ…。

パリはバカンス中の旅行客が多いのですが、パリに住んでいる住民たちは出払ってしまいます。
この機会を利用してメトロをはじめ、至るところで工事やメンテナンスが繰り広げられます…。
なので、イレギュラーな道路の封鎖などもあり、目的地への到着が遅れたりするアクシデントが起こるんですよねぇ。
これは仕方ないのですが、移動手段が使えなくなると困ります。

 

まとめ


フランス人はプライベートが最優先なんです。
仕事はその次か、またその次の次か…。
家族との時間、恋人との時間、友達との時間、人生はプライベートにある!という価値観の人がほとんどだと感じます。
プロフェショナルな仕事をする人でも、仕事とプライベートをきっちり分けます。
なのでダラダラ残業をせず、メリハリのあるスタイルで仕事をしているイメージですね。
あくまでも、これはプロフェショナルな人の例なんですが…
基本的には、おしゃべり好きなので「コラー」って思うことは多々あります。
日本人の仕事について、フランス人に聞くと、ほとんどが「働きすぎ」と言います。
日本で働いていた時の事をフランス人の同僚に話すと、「じゃあ、きみの人生はどこにあるの?」ってよく聞かれました。
当時の私としては仕事が人生をの大半を占めるでしょ?という考えだったので「きみの人生はどこ?」の意味かよく分からなかったのが事実。
でもフランスに来て、プライベートな時間を多く持つようになってみて、見えてくることがたくさんありました。
自分がやりたいことも、新しい考え方も。
でも人生には無駄なことは1つもないので全てが私にとって必要な事だったと思います。
がむしゃらに修行した4年間、
一人立ちして無我夢中で働いた9年間、
ボーナス期間みたいだった3年、
そして新たな場所に移った刺激的な今、
その中で色んな人に出会って色んな価値観に触れて新しい自分に進化して…そうやって成長していく人生でありたいと思ってます。

なので、しっかり働いてしっかりプライベートも充実させていきたいと思います!
皆さんもガッツリ働いて自分の時間も充実させてくださいね。
遊びに出掛けたり、誰かと会うことだけがプライベートじゃないですよ。
マッサージに行ったり好きなお店でコーヒー飲んでまったりするのもプライベートですから。
自分との時間をもっと大切にして下さい。

またしてもちょっと話しがそれましたが、フランスでのバカンスを経験して私が思ったことでした。

À bientôt

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