神戸の老舗『イスズベーカリー』井筒大輔氏にインタビュー 、ボンガード社のオーブンにこだわる理由を直撃!
2022年、ボンガード社はおかげさまで100周年を迎えました。
ボンガード社100周年記念企画として、ボンガード社製品をお使いいただいている国内外の導入事例をご紹介させて頂いております。
第2回目の今回は、株式会社イスズベーカリー代表取締役 井筒大輔 社長にお話をお伺いしました!
株式会社イスズベーカリー
代表取締役 井筒 大輔 氏
▼Profile
大学卒業後、辻製パン技術専門学校(現在は辻製菓専門学校)にて製パン技術を学び、株式会社ドンクにて9年修業。
2011年にイスズベーカリーに入社後、2021年代表取締役社長へ就任。
-まずはイスズベーカリーさんについて教えてください。
弊社は1946年に創業し、今年で76年目を迎えました。神戸・三宮を中心に4店舗展開しておりまして、卸業も行っています。店名の由来は、初代が祖父の井筒幸夫になるのですが、兄弟子の鈴木さんに手伝っていただき創業したので、2人の苗字である井筒の「イ」、鈴木の「スズ」から『イスズベーカリー』としました。
コンセプトとしては、「豊富な商品展開」。多い店舗では、180種類ものパンを提供しています。毎月新商品を8アイテム開発し続けているので、いつご来店いただいても新しい商品があって、飽きないお店をモットーにしています。創業して76年の老舗ベーカリーですが、古臭すぎず、新しすぎず、お客様に親しんでいただけるようなラインナップを心がけています。
-看板商品や人気商品などもお伺いできますか。
看板商品は「ハード山食」です。全国菓子博覧会において、内閣総理大臣賞を2回受賞しております。1番の売れ筋は「トレロン」ですね。70cmの粗びきソーセージを粒マスタードと一緒にフランスパン生地で包み、丸々1本焼き上げたものです。年間10万本販売している人気商品です!
-つづいてボンガード社のオーブンを採用された理由を教えてください。
私はドンクで修業を開始したので、どの店舗にいってもボンガード社のオーブンが設置されており、当初はオーブンの違いについての認識はありませんでした。
ある日、違うオーブンを使用したときに、焼き上がりが全然違うことに気が付き、その差に愕然としましたね。ボンガード社のオーブンだと、炉床の石床に厚みがあるので生地を入れても温度が下がりません。それが、炉床が鉄板のオーブンだとかなり温度が下がってしまって、そうなるとボリュームも異なってくるし、火の通りも違うので、結果として口どけも違ってきますよね。
専門学校などに講習に行くことがあるので、ボンガード以外のオーブンを使うことがあります。オーブンの見た目というのは変わりませんが、実際にパンを焼いてみると生地の底からの持ち上げ方が違い、ボリュームにもかなり差がでますね。
修業を開始して、かれこれ20年近く製パン業界で働いていますが、その経験と父の時代から使用し続けているボンガード社のオーブンへの信頼性は高いですね!
-ご使用いただいているオーブンの気に入っている点を教えてください。
やっぱりハード系のあがりが違うのが1番ですね。炉床の蓄熱性が高いので、「今日の生地ちょっと力が弱いな、温度が低いな」って思っていても、「もう時間的にはパンを焼かないといけない」という状況の時は、オーブンが頑張ってくれます!
多少生地がへたっていても、しっかりと窯の中で生地が伸びてくれるのですよね!
-ズバリ! ボンガードオーブンとは!?
「パン屋さんの憧れ」じゃないでしょうか。一般のお客様がオーブンを見てもわからないと思いますが、パン屋さんだと「あ、ボンガードオーブンだ!」となる。
店舗見学や工場見学に来られた方には、いつもボンガードオーブンの特徴を説明していますよ。
-ボンガードオーブンの導入を検討されている方へのアドバイスをお願いします。
「パンの顔」を決めるのは、ミキサーかオーブンになると思いますが、製パンにおける最終工程はオーブンでの焼成になりますよね。焼成前までいいものができているとして、オーブンのクオリティによって、最後の工程でさらにいいものができるかそうでないものができるかが決まります。
値は張りますけど、とてもいいオーブンなのでお金はかけるだけの価値はあるかなと思います。値は張りますけど(笑)。
-100周年を迎えたボンガード社へのコメントをお願いします。
冒頭でもお話しした通り、弊社は今年で76年目を迎えましたが、100年続く企業を目指しています。そのため、それを達成されたボンガード社に対してすごいなぁと素直に感じています。
これからもいいものを作り続けて頂いて、世界中のパンを待っている人へよりおいしいものを届けられるようにして頂きたいですね!
―店舗情報―
店名:株式会社イスズベーカリー
住所:神戸市兵庫区駅南通 5-5-1
TEL:078-651-4180(代表)
Web:http://isuzu-bakery.jp/
Instagram : https://www.instagram.com/isuzubakery/
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