2018.11.15

マタンカルム 寝かすと化ける…!

リムーから山を乗り越え、ルーションのマタンカルムにやってきました

初めましてのアントニー、物静かだけどすごく真面目で

何より優しそうでおっとりした方です

 

 

まずは畑から訪問

こちらは樹齢50年のグルナッシュ

見ての通り、雑草がぼうぼうです

無農薬という畑はいろんなところで見ていますが、ここまですごいのは初めてでした

 

通年雨があまり降らない土地ですが、この週はゲリラ豪雨並みに降ったとのことで土壌が柔らかく歩くのにも一苦労

 

こちらは石灰岩質で、石がゴロゴロ

土地が瘦せているので、ブドウも育ちにくく収穫量も多くありません

 

搾りたてのグルナッシュブランとグリを試飲

発酵が終わりたてというのもあり、すでに糖分はありません

こちらは酸化しやすいブドウで、すでにマタンカル独特の香りと味わいが…!

こちらに還元質のあるマカブーを混ぜ

酸化と還元のバランスを取ります

ちなみにこの白は、日仏でも大人気のOseです

 

お次はマーノアマーノになる赤の果汁です

先ほど訪問した畑の樹齢50年のカリニャン

こちらはマセラシオンセミカルボニックで

ルモンタージュは一切せずに、3週間そのままの状態にしてからプレス

ブドウ本来のフレッシュ感を大切にしています

bonica marieta’14 と

sans temps’14 を試飲

そしてちょっと待ってて、と席を外して持ってきてくれたワインがなんと…

sans temps 2006!

なんと彼の初ヴィンテージです

もう8本くらいしか僕も手元にないんだよ~と言いながら貴重な一本を飲ませてくれました

 

12年もの…衝撃的でした!!まるでピノノワールのようなきれいな果実味

最近ではナチュール=早飲みというイメージがありますが

やはり寝かした方が美味しいワインもあります

まさに彼のワインは寝かすべきワインで早飲みだともったいない気がしました

 

 

ここ最近マタンカルム少し味わい変わったよね、綺麗になったよね、という声が多く聞かれます

彼のワインは酸化しやすいということもあり、少々スリー(豆臭)が出てくることがあったのですが

彼もそれをどうにかしないと、と試行錯誤をした結果

最近は若いブドウを足で潰して、あえてタンニンを加えることで酸化を防ぐという取り組みをしています

これにより、スリーが出てこなくなっているそうです

もちろん、味わいは薄旨~なスタイルを維持しています

 

世界中からオファーが多いマタンカルム

手元のワインは少しだけ寝かして、数年後にヴィンテージ飲み比べなんていかがでしょうか

 

 

 

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