2019/04/17

卵とウサギが主役!?実はクリスマスより大事なイベント「パック(イースター)」とは・・?

10月のハロウィン、12月のクリスマスなどすっかり日本で定番となった海外のイベントですが、ここ数年で少しずつ認知度を上げているイベントがあることをご存知ですか?

それは・・「復活祭」です!

「復活祭」といっても皆さまには少し馴染みが薄いかと思いますが「イースター」ではどうでしょうか?
名前だけでも聞いたことがある方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

実は海外ではクリスマスより大事とされているイベントなのです!今回は「イースター(復活祭)」についてご紹介します。

 

イースターの歴史とは


フランスでは復活祭のことを「パック(Pâques)」と言います。
この語源はユダヤ教のお祭りペサハ(PESACH)からきており、それがフランス語に伝わり「パック」となったそうです。

イースターはキリスト教の祝日として最も重要な祝日のひとつで、十字架にかけられて亡くなったイエス・キリストが3日後に復活したことを記念する日です。

また長い冬が終わり、春の訪れを祝うお祭りという意味もあります。
パックは移動祝日で、春分の日を過ぎた最初の満月の次の日曜日がイースターの日です。また、国や教会の宗派によっては日にちが違うこともあるようです。

パックのメインイベント「エッグハント」とは?


イースターの日のメインイベントといえば「エッグハント」です。

これは、クリスマスプレゼントをサンタクロースが運んでくるというような話と似ており、イースターバニーといわれるウサギが家の庭に卵やチョコレート、キャンディーを隠しにきます。それを子供たちがどれだけ探せるかという遊びです。

南フランスやイタリアの地域によってはウサギが運んでくるのではなく、教会の鐘が運んでくる、といわれています。
教会の鐘については、イエス・キリストが十字架にかけられてから復活する前日の聖土曜日までの3日間は教会も鐘を鳴らさないことから、この3日間は教会の鐘はローマにプレゼントを取りに行って、みんなの庭にプレゼントをばらまきながら帰ってくる、というそうです。

このように国、地域によって、復活祭の「シンボル」は違ってきます。
ドイツでは、白ウサギ、英語圏では、野ウサギ。
スイスでは、カッコウです。ウサギは多産な動物のため、繁栄と豊穣の象徴であるとされるようです。

 

イースターの食事


イースターの日には復活の象徴である卵が主役です。

卵を多く使ったパンやお菓子、卵型にかたどったチョコレートを食べて盛大に祝います。
これには、「イエス・キリストが復活したこと」というイメージから、「卵からヒナが産まれる」のを同じような意味合いで捉えています。

また、卵から産まれる、生命の誕生、それが春の訪れを表すようです。
春の訪れ、復活を意味するものには卵だけでなく、多産な動物としてウサギやにわとり、犬の形のチョコレートなども店頭に並びます。

アルザス地方では、アニョーパスカルという羊の形をした菓子をこの時季に食べます。アルザスではチョコレートもウサギだけでなく、羊の形もあるようです。

羊型のお菓子 アニョーパスカル

イースターをイメージしたチョコレート

 

イースターの日には卵を食べるという風習から、ヨーロッパ各地でパンでも卵を多く使ったパンが出回ります。
以下で弊社でも以前講習会にて紹介したイースターのレシピがありますので、ぜひご覧ください。

レシピ紹介はこちら

 

最近ではクリスマスやハロウィン、バレンタインなど海外のイベントも季節を彩るイベントとして楽しむ人が増えてきています。
パックも春の一大イベントとして定着する日も近いのではないでしょうか?

ぜひ皆さんも春のイベント「イースター」を楽しんでみてください。

▼出典元
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A9%E6%B4%BB%E7%A5%AD

 

▼関連URL

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