2019.12.18

幸せを運ぶフレンチレストラン!?兵庫県 豊岡市にあるフレンチレストラン「レ・ザ・ミ」

皆さんこんにちは、神戸ワイン課でお馴染みのエムエーエスエー Masaです!!
エスエージーエー SAGAみたいですね(少しネタが古いか…)。

と気を入れ替えて、僕がお店に取材に行くシリーズ第3弾です。

うーん今回はどこのお店に取材に行こう~。悩むな~。
あー釣りがして~(実は釣りが趣味)。
あかんあかん、ついつい自分の気持ちが先走ってしまった…いやちょっと待てよ、魚つながりで海鮮が美味しい地域をチョイスしてみよう(笑)

とふざけてないで本題です。
今回は、関西でも店舗が多い大阪や神戸ではなく、地方にあるお店に目を向けたいと思います。
地方だと、どんなお客さんがいるの?
どんな食材を使って料理を提供しているの?
などなど、色々とお話を聞いてきました。

 

蟹の水揚げがいよいよ最盛期を迎える!漁業が盛んな豊岡に向かう!!


本社のある神戸 三宮を出発し、今回の取材先がある豊岡市に向かって車を走らせます。
ん??
車内にはいつもと違って一人同行スタッフが多い…
いつもなら、撮影や取材サポートをしてくれるマガジン編集部の社員1名が同行してくれるのですが、今回は僕の大大大先輩のKooさんも一緒に行く事に。
Kooさん曰く、「Masaが仕事中に釣りをしないように見張るためや」と言ってましたが、まだまだ経験が浅い僕の
為にサポートできてくれたんです(涙)。何と嬉しい。
よし!!今回も頑張ろう。

少し目に涙を浮かべつつ運転を続けます。
神戸から約2時間半運転し、やっと着きました豊岡市。

豊岡市役所前にはコウノトリのイラストが

そう豊岡市というと「幸せを運ぶ鳥」として有名なコウノトリが見られるという事で話題になった街。
その他にも、温泉地として有名な城崎温泉があり、冬季は蟹の水揚げが最盛期を迎え、観光客が非常に多く訪れます。

お店に向かう途中で現れたのは「ラウンドアバウト」を採用した交差点。

最近日本でも徐々に導入されている信号のない交差点です。
この交差点は、「寿ロータリー」という名前で大正時代にパリのエトワール広場を参考に造られたものです。
そして、その交差点の中心には豊岡市の上水道建設に多大な貢献をした中江種造氏の銅像が設置されていました。
実はこの中江種造氏が、同じく兵庫県にある生野銀山という鉱山を再興させた際にフランスから技師を招いたそうなんです(ドヤっ)
てかっこいいこと言ってますが、これを教えてくれたのは同行してくれたKooさん(笑)
さすが大大パイセンあざ~すっ!知識はんぱないっす。

今回初めて知りましたが、豊岡市はフランスに所縁がある街だったんですね~。

ということで、今回はここ豊岡市でフレンチ料理店を長年運営されている「レストラン レ・ザ・ミ」さんにお伺いしました。

レストラン レ・ザ・ミ オーナー
正見 秀男 氏

▼オーナープロフィール
高校卒業後、大阪の洋食レストラン 数店舗で修業を重ねる。
知り合いからの紹介で、兵庫県豊岡市にあるホテル「ブルーリッジホテル」で勤めて経験を積み、ご自身でオープンされた「レストラン レ・ザ・ミ」を2000年2月に同市でオープン。
来年は20周年を迎えられます。

 

野菜・魚は旅をさせない。漁業・農作物が豊富な街だからできること


―最初にお店についてご紹介ください
パンとワインが合う料理をコンセプトに、旬の素材を使った料理を提供しています。
当店では、フレンチという枠にとらわれず食材や料理に合わせて、必要な時は和食の技法も取り入れます。
例えば、昆布や干ししいたけを使った出汁を使うこともあります。

―豊岡市でお店を開業しようと思ったきっかけは
開業をしようと思った時に、大阪や神戸の地も検討したのですが、その当時は開業資金も少なく、地価の安い豊岡市(出身地)を選んだのが最初の理由です。
もちろんそれだけではありません、もう一つの理由が”食材”です。
豊岡市は日本海に面している事から漁業が盛んで新鮮な魚介類が豊富にあります。
また、有名な但馬牛や新鮮な野菜なども豊富にあり、料理をする上で食材選びに困る事はありません。

収穫してすぐの野菜を食べたことありますか?
私は、何十年も前に地元の農家を訪れた時に収穫したばかりのアスパラガスを食べたのですが、その美味しさに衝撃を受けました。
地元以外の土地で収穫されたアスパラガスを市場で仕入れたことがありますが、全然味は違いました。
私がよく言っているのが「野菜・魚介は旅をさせたらダメ!」
地元で収穫された食材は地元で使うからこそ、その良さをより発揮できると思いました。
ですので、私は積極的に地元の食材を使うようにしています。

最初は資金的な理由が大きかったですが、今ではこの豊富な食材がある豊岡市を選んで良かったと思っています。

―こちらのお店を利用されているお客様の層は
60歳以上の方が多い印象です。 先日は、お孫さんの七五三のお祝いで90歳の女性が来店し、ランチコースを食べられていました。 ドレスコードも無く、堅苦しくない雰囲気のお店ですので、お孫さんやお子様のお祝いの席として当店を選んでいただく事もしばしばあります。

―こちらのお店を利用されているお客様は地元の方が多いですか
日常的に利用される方は、地元の方が多いですね。
また、有名な温泉も近いので、この時季からは蟹を食べに来られる観光客も多く、海鮮をたらふく食べた後に「お肉を食べたい!」という事で、当店にご来店いただくケースもあります。

その他にも、当店ではフレンチ弁当やオードブルのテイクアウトもしてますので、近隣の企業や病院、法要などの集まりの際にもご利用いただいており、こちらも注文が多いです。
今日も近くの病院からお弁当の注文があり、もうすぐ準備を始めます。

 

この店にはスペシャリテが無い!!それには深い理由があった


-こちらのお店のスペシャリテを教えてください
そうですね…
実は、当店にはスペシャリテが無いんです。
こだわりがないのではなく、季節に応じて旬の食材を使って料理を提供したいからです。
この魚を使いたいなと思って朝に市場へ出向くと、予想してなかった魚があったりと、その日の市場の状況次第でメニューが変わってきます。
この日々変わるメニューが、私のスペシャリテですかね(笑)

でもね、正直いうと毎日メニューが変わるのは結構大変なんです。
決まった料理があれば、予め仕込みもできるので作業も楽になるのですが、毎日メニューが違うとその都度仕込みが変わります。

大変さはあるのですが、常にメニューに変化があるのは、お客様の期待感にもつながると思いますので、これからもこのスタイルを続けると思います。

 

シェフが選ぶ!お店の料理と合う日仏商事のワインは??


-お店で取り扱われているワインについて教えてください
現在は10種類位のワインを取り揃えています。
この10種類は全て日仏商事さんのワインで、営業の方からおすすめいただいた物から厳選して置いています。

-ワインを選ぶ際のポイントはありますか

コース料理が4000円~5000円位の設定にしてますので、その価格帯に合ったワインを選ぶようにしています。
普段使いの感じでフレンチ料理を楽しんで欲しいと思っていますので、ワインの価格が料理よりも極端に高い物は選ばないようにしています。
またパンとワインが合う料理をコンセプトにしておりますので、当店で出している料理とマッチするか必ず試飲してから決めています。

 

シェフが選ぶ!お店の料理と合う日仏商事のワインは??


せっかくなので、お昼のコースと合わせて、私が選んだ好きなワインを3本ご紹介しますね。

まずは、
●季節のポタージュと自家製パン
ポタージュは、人参とカボチャのクリームを使用しています。
パンは自家製で、毎日朝に仕込んで焼いています。
このパンには日仏商事さんのサフのインスタントイースト赤を使用しています。

まずは、食前に相応しく乾杯と合わせて華やかにお食事を演出するシャンパンを選んでみました。

ポワルヴェール・ジャックの「ヴーヴ・オーフレイ ブリュット」

●魚料理(マリネしたさわら )
今朝、市場で仕入れた新鮮なさわらを低温調理しました。
低温で調理することで、身が非常に柔らかくなります。

お魚料理に合わせるワインは、やはり白ワインがおすすめで、その中でもこのワインをお客様に勧める事が多いです。

シャトー・オー・テリエの「シャトー・オー・テリエ・ブラン」

●肉料理(フランス産の鴨と大根のにふくめ)
ソースには子牛のダシ汁を使い、オレンジマーマレードを加え、すだちの酸味を加えてさっぱりさせました。

お肉料理に合わせる際は必ずおすすめする赤ワインなのですが、なんとこのワインはお店の名前と一緒なんです。
ですのですごく愛着のある1本です。

ドメーヌ・スローズの「レザミ」

そして、最後にデザートがありコースは終了です。

 

全ては縁が大事、これまで素敵な縁があったからやってこれた


日仏商事さんのワインに出会ったのは大阪で働いていた時代で、その後に勤めていた神鍋のホテルでもよく使っていました。
最初は知り合いの紹介で日仏商事さんのワインを知り、その時から営業の方が私のワガママや要望にも快く対応してくださっています。
ワインの味はもちろん大事ですが、このような縁と信頼性は非常に大切だと感じています。
特に、ここ豊岡市に来てそれをすごく感じています。
地元の生産者、常連の方、観光客の方、そして日仏商事さんのような企業。
地方にあるお店ではありますが、長年お店を続けて来れたのは、皆さんとのご縁があったからこそですね。
来年はお店をオープンしてから20周年を迎えますが、これからも皆さんとのご縁を大切に魅力あるフレンチ店として頑張って行きたいですね。

 

Masaのつぶやき


やべっっ。
つぶやく前に涙がでてきた(泣)
シェフの温かい言葉に、思わず感動してしまいました。
まだまだ営業経験が浅く、数回しかお店に行った事がない僕ですが、いつもシェフは温かく迎えて下さいます。
僕の好きな魚の話やワインの話で毎回盛り上がり、営業先ではありますがどこか親戚のおじさんの家に来たような温かい気持ちにいつもなります。
取材する前は「地方だとお店の運営が大変なのでは?」と思っていましたが、全くそんなことなかったですね。
むしろ、地元の食材を使い、生産者とのネットワークも上手く活用されていました。

そして、ワインは味が大事なのは大前提ですが、ご縁を大切にしているということ。
定期的にワインの紹介に出向いたりお電話でお話したりする事が大事なことなんだと改めて気づけた取材でした。

そして…
同行してくれたKooさんはというと。
取材のサポートをしてくれたり、取材中に来店されたお客さんが帰られる際にシェフの代わりに見送りをされたり、食器を運んだりと、まさにホテルマン並みの神対応をされているのに、ただただ脱帽です。

取材を終えた僕に、
「いい取材できたな。良い関係築けてるやん。これからもがんばれよ」

やべ-------。また感動して涙が…
帰りの運転も目に涙を浮かべつつ、会社へと戻りましたとさ。

 

取材協力


『レストラン レ・ザ・ミ』
住所:兵庫県豊岡市寿町2-20寿センタービル1F
営業時間
ランチ :11時30分~14時
ディナー:17時30分~21時
定休日:月曜日
電話番号:0796-22-9865
公式HP

▼レストラン レ・ザ・ミ様でお使いの商品情報
☞ポワルヴェール・ジャック紹介ページはこちら(ヴーヴ・オーフレイ ブリュット)

☞シャトー・オー・テリエ紹介ページはこちら(シャトー・オー・テリエ・ブラン)

☞ドメーヌ・スローズ紹介ページはこちら(レザミ)

 


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