2017/04/07

食の都リヨンを訪れて【パティシエ通信Vol.02】

フランスでも食の都といわれているリヨンの地方菓子や料理をパティシエ目線で紹介します。

今回のパティシエ通信Vol.2 は、
フランス・ジャルニー在住のパティシエール”岸さん”より、旅先のリヨンで出会ったお菓子のレポートが届きました。

それでは”岸さん”宜しくお願いします。

 

「食の都」リヨンを訪れて


今回、私は休日を活用しオーベルニュ ローヌ アルプ地方のリヨンに行ってきました。

リヨンは「食の都」としても有名な場所なんですよ。

「食の都」であれば美味しいお菓子や、料理がいっぱいあるに違いない!! と行く前からワクワクしながら、いざリヨンに向かいしました。
リヨンはパリから400㎞程離れたフランスの第二都市で、「ローヌ川」・「ソーヌ川」2つの川が流れており、旧市街は「リヨン歴史地区」として世界遺産に指定されています。

実際に旧市街を歩いていると、当時の趣を残す石畳が広がり古き良きリヨンの街並みが楽しめます。
そして旧市街でよく見かけるのが、リヨンで有名な人形劇のシンボルでもあるGuignol(ギニョール)と言う操り人形です。
お店の看板(次の写真 左)お菓子のパッケージなどにも人形が描かれているんですよ。

旧市街を観光した後、早速大好きなお菓子を探しにいきました。

 

リヨン名物の真っ赤なお菓子『Tarte aux pralines roses』


リヨン地方の名物菓子と言えば、やはり『Tarte aux pralines roses』(タルト オ プラリンヌ ローズ )』です。

このお菓子は、砕いたプラリンヌ ローズをバターと生クリームで一緒に煮詰め、キャラメルにしたものをタルトに流し、それをさらに焼いています。 非常に鮮やかな赤色が印象的で、目で見ても楽しめるお菓子なんです。

私がリヨンでこのお菓子を求めて向かった先は、1983年創業以来Lyonnais(リヨン人)に愛されているパティスリー 「A LA MARQUISE(ア ラ マルキーズ)」と言うお店です。

このお店はプラリンヌローズの商品が豊富で、タルトだけでなくブリオッシュもあり、お店の中は赤一色!!

そしてショウケースには、リヨンで昔から食べられているクッションの形をした 『Coussin de Lyon(クサン ド リヨン)』と言うお菓子が販売されていました。

このお菓子は、ガナッシュを様々な色のマジパンで包んだお菓子なんですよ。

 

更に『タルト』を求めて


「A LA MARQUISE」を後にし、次に向かった先は日本でも有名な「Sébastien Bouillet(セバスチャン ブイエ)」。

ここのお店は、タルト だけでなく焼き菓子なども色々種類がありましたよ。

私はこの店で『Tarte aux pralines roses』を購入し、早速食べてみました。 食感は「サクッ」、「ネチッ」としていて、アーモンドの香ばしさとキャラメルの風味が口の中に広がるお菓子で美味しかったです。

リヨン滞在中は、お菓子だけでなく『クネル』や『リヨン風サラダ』など美味しい料理を堪能し、今回の旅を終えました。

皆さんもフランスに来られる際は「食の都」リヨンに是非行ってみてくださいね。

日仏商事さんでは、 『Tarte aux pralines roses』に使用されている「プラリネロゼ」を取り扱われています。

気になった方は、是非日仏商事さんに問い合わせてみてくださいね。

“岸さん”レポートありがとうございました。

次回パティシエ通信Vol.3もお楽しみに。

プラリネロゼの商品紹介
プラリネロゼ パウダーとコンカッセ
商品詳細はこちらをクリック

ページ先頭へ戻る