2023/08/31

ヴィーガン対応のタルトシェル、発売イベントを開催!

ヴィーガンタルトシェル発売イベント

世界中でヴィーガンのライフスタイルが急速に広がる昨今。
環境配慮への意識の高まりや、持続可能な未来への需要が増えつつある現代に相応しい商品として、7月にラ ローズ ノワール社からヴィーガンタルトシェルが新発売されました。
そしてこの度、弊社東京事業所にて、都内ホテルで活躍するシェフをお招きし、その発売イベントを開催しました。

イベントでは、ラ ローズ ノワール社のサステナブルな取り組みに加えて、ヴィーガンの歴史とその重要性についての話があり、さらに今回の主役であるヴィーガンタルトシェルの活用方法に関する情報も盛り込まれた内容となりました。

東京事業所2階で開催したこのイベントでは、続々と集まっていただいたシェフの皆様に、弊社からレ ヴェルジェ ボワロンのフルーツピューレを使ったドリンクでささやかなおもてなしを行いました。

綺麗に並べられたラ ローズ ノワールの製品

▲ドリンクを飲みながら談笑するシェフの皆様

皆様はドリンクを片手に、綺麗に並べられたラ ローズ ノワールの製品を眺めながら、開始時刻まで楽しく談笑されていました。
気温が高くなっているこの時季にピッタリの爽やかなパッションピューレとシトロンジョンヌピューレを使ったソーダは、歩くだけで少し汗ばむ季節に最適でご試飲いただいた皆様からかなり好評でした。

ヴィーガン対応商品の紹介(ボワロン・CSM)

▲ヴィーガン・プラントベース対応商品の紹介(ボワロン・CSM)

また会場内では、イベントに先駆け、日仏商事が取り扱うヴィーガン・プラントベース対応商品のご紹介させていただくブースも設置。
興味をお持ちいただいたシェフの皆様には、営業担当より商品説明を行う場面もありました。

ラ ローズ ノワールが取り組む3つの柱とは?


デボラ・スパドット氏

▲左:デボラ・スパドット氏

弊社のブランド担当責任者による開会の挨拶後、ラ ローズ ノワール社 セールスアドミニストレーター デボラ・スパドット氏よりラ ローズ ノワール社が取り組む3つの柱についてのお話をしていただきました。

ラ ローズ ノワール社では、「LRN Cares」という名前で、サステナビリティ、CSR(企業の社会的責任)、チャリティーの3つの取り組みを展開しており、社内外へのサステナブルな活動を具体的に説明していただきました。
その内容は以下の通りです。

・材料へのこだわり:平飼い卵やひまわり油などの使用。
・商品開発:グルテンフリーやヴィーガンに対応した商品開発。
・環境対策:ペットボトルや使い捨てプラスチックカトラリーの非使用。
・従業員支援:通勤用のシャトルバスの提供。
・再生可能エネルギー:ソーラーパネルの導入により、社内の75%の電力を賄う。
・デジタル化:ペーパーレス化の推進、オンライン名刺やデジタルカタログの導入。
・社内イベント:社員向けのイベントの実施(マラソン大会、ミスコンテスト、ファミリーデイなど)。
・ラローズノワール基金:貧困層の青少年に向けた製菓・製パンのトレーニング。
・教育支援:小学校2校の設立(クラーク郊外に2校)。
・チャリティー活動:貧困層へのパンなどの配布。

フィリピンでの貧困の割合が高い現状において、ラ ローズ ノワール社のようなサステナブルな取り組みは、経済、環境、社会など複数の側面で良い影響をもたらすことが期待されています。

参加者の皆様は、ラ ローズ ノワール社が幅広い活動を展開している様子に対して、とても関心を示されていました。

ヴィーガンの歴史や意義について深堀り


続いて、ブランド営業課のラ ローズ ノワール担当 上村から、ヴィーガンに関する説明が行われました。

「一般的に、ヴィーガンとは『動物由来の食べ物を摂らず、動物由来の製品を使用しない主義の人々』とされています。
さまざまなタイプのベジタリアンやプラントベース主義者が食べ物に関してのみ植物由来のものにこだわるのに対し、ヴィーガンは『動物への搾取を一切やめる』ことを基本としており、これは食品だけでなく、衣類や身の回りの製品、農業や動物実験にまで広がります。

ヴィーガンの説明をする上村

▲ヴィーガンの説明をする上村

特にホテル業界では、SDGs活動においてマーケティング担当者が積極的なアピールを行っているケースが多いと思います。

2030年のSDGs達成目標を考えると、ヴィーガンの顧客に対応することが重要です。国際会議の場に選ばれるためには、ヴィーガン向けメニューの提供が求められます。
これから先、ヴィーガンの需要は増加する一方で、今後はヴィーガン向けイベントや披露宴への対応がますます重要になるでしょう。」

ヴィーガンタルトシェル
今回ラ ローズ ノワール社が新発売するヴィーガンタルトシェルは、そんな課題を一つ減らすために考えられました。
ヴィーガンタルトシェルがあれば、シンプルなヴィーガンデザートを手軽に作ることができます。
これにより、従来の乳製品や卵を使用した菓子作りとは異なるアプローチで、フルーツやチョコレートの味をストレートに表現することも可能になります。

その後、参加者であるホテルのシェフたちによる意見交換会が行われました。

―都内の外資系ホテルのシェフは、
昨年から「ヴィーガンアフタヌーンティー」を開催している。社内でヴィーガンキッチンがあるわけではないが、ヴィーガン協会が認定した食材を取り入れ、ヴィーガン協会にメニューやレシピの確認をお願いしている。健康系雑誌などに多く取り上げられ、月100組くらいの予約が入る。コストが高くなるので通常のアフタヌーンティーより割高だが、お客様の満足度は高い。

―観光地にある日系ホテルのシェフは、
ホテルの隣がリムジンバスターミナルなので、6-7割の宿泊客が外国人だが、宴席はほぼ日本人だからか、ヴィーガンの依頼はほとんどない。コンタミの可能性を考えると現状対応が難しい。
ただ、少ないがまれに要望があって、現状は寒天ベースのゼリーくらいしかできなかったが、タルトがあれば可能性が広がる。
とコメントをいただきました。

メゾンジブレー江森シェフによるヴィーガンスイーツを試食


ヴィーガンスイーツの一例として、江森シェフに2種類のプラントベースタルトを作っていただき、イベントの最後にシェフの皆様にご試食いただきました。

江森シェフによるヴィーガンスイーツ

▲メゾンジブレー江森シェフが作成されたヴィーガンスイーツ

ご試食いただいたシェフからは、
「江森氏のタルト2種はヴィーガンと言われないと分からないくらいよく出来ている。ここまで出来るなら、このタルトシェルはヴィーガン向けと一般向けどちらも同じメニューで出せるのでありがたい。」

シェフの皆様にご試食

▲シェフの皆様にご試食いただきました

というお声もいただき、イベントは大盛況で幕を閉じました。

まとめ


日本ではまだ馴染みが薄いヴィーガンですが、今回のヴィーガンタルトシェルのイベントを通じ、コロナ禍が明けてインバウンド効果により、ホテルでのヴィーガン需要が少しずつ広がってきている現状を実感しました。
ヴィーガンだけでなく、ハラールやアレルギーなど『食の多様性』を尊重しあいながら人々が楽しんで食事できることがとても重要です。
これから先の未来に向けて、時代に合った商品や情報をお届けしていきたいとより感じました。

 

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