2023/11/22

【展示会出展レポート】モルトの多様な可能性をご提案。食品開発展2023

食品開発展20232023年10月4日(水)~10月6日(金)に開催された、『食品開発展2023』に日仏商事も出展いたしました。

○ヘルス イングリディエンツ
○フード・テイスト
○セーフティー&テクノロジー
○フードロングライフ

食品の4大テーマである「健康」「美味しさ」「安全衛生」「フードロングライフ」に関するアジア最大の技術展として国内のみならず、アジアを中心に海外まで関心が広がっている本展示会。
会場は東京ビッグサイト西ホール。延べ、630社が出展し、各社最新の食品技術を紹介していました。

食品開発展2023

日仏商事のブースでは、イタリアのモルトエキスメーカー、ディアマルテリア・イタリアーナ社の「ユーロモルト」をご紹介。

ディアマルテリア・イタリアーナ社の商品ページはこちら

パン職人の間では、パンの品質改良などの目的で当たり前に使われるモルト。
しかし、パン作り以外でも多様な可能性があるのをご存知でしょうか?

モルト(麦芽エキス)とは?


ボウルに入ったモルトエキス(ユーロモルト)

▲ボウルに入ったモルトエキス(ユーロモルト)

まず、「モルト」とはどのような商品なのでしょうか?

モルトは大麦の発芽(麦芽)を主原料とした加工食品で、日本では法的な定義はありません。
あえて文章とするなら、「大麦に適度な水分を与えて発芽させ、その麦粒を粉砕したものを酵素糖化し、凝縮したもの」となります。

引用:仁瓶利夫(2014).『ドンク 仁瓶利夫と考える Bon Painへの道』.旭屋出版

モルトは酵素活性が“ある”タイプと“ない”タイプがあります。

モルトの可能性

酵素活性の“ある“タイプは、でんぷんを糖に変換する働きがあり、パンやビールの発酵を促す効果や、色や香ばしさを与える効果があります。
また、酵素活性の“ない”タイプは、麦芽飲料に使われたり、焼き菓子やソースにコクを与えるなど、品質向上に寄与します。

今回の展示会では、ディアマルテリア・イタリアーナ社が販売している酵素活性が“ある”タイプ2種類と“ない”タイプ5種類のモルトを展示し、パンの風味向上でのご提案だけではなく、焼き菓子やドリンク、ソースなど多方面でのモルトの可能性をご紹介しました。

展示会で紹介したモルトとパウンドケーキの試食

▲展示会で紹介したモルトとパウンドケーキの試食

また、試食として、さまざまな種類のモルトを使用したパウンドケーキを用意し、モルトによって、味や食感、色が変化する様子をご試食いただきながら体感してもらいました。

日仏商事が販売するモルト2種類を紹介


弊社では、酵素活性の“ある”モルトを液体タイプと粉末タイプの2種類販売しています。

ユーロモルト

液体タイプ(モルトエキス)の「ユーロモルト」は、前述のように「大麦に適度な水分を与えて発芽させ、その麦粒を粉砕したものを酵素糖化し、凝縮したもの」。
広く、一般的に製パン業界では使われる商品です。

ユーロモルトブリオ

また、粉末タイプの「ユーロモルトブリオ」は液体タイプ(モルトエキス)を特殊な乾燥方法で粉末化した製品です。
分散性が高く、水に素早く溶けるのが特徴で、作業効率を向上させます。

モルトについての詳しい情報はこちら

展示会期間中、日仏商事ブースにご来訪いただいた方の中には、お肉に塗って焼いたらどうなるだろう?ラーメンのスープに入れたら?やモルトの種類によっては「餡子」と相性が良さそうという意見も・・私たちが思いつかないようなアイディアをたくさんいただきました。
多くの企業様と接点を持つ機会となり、とても有意義な時間となりました。

出展内容を動画で伝える、日仏商事の新たな取り組み


そして、新たな試みとして商品紹介動画を撮影。
今回の出展内容を動画にまとめましたので是非ご覧ください。

今後も、弊社は各問屋様や催行業者様の展示会に出展を予定しております。展示会によって出展テーマや展示内容が異なりますので、各展示会にもぜひお越しください。
展示会場で多くのみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

今回展示をしました各商品のカタログは以下よりダウンロードが可能です。

また、ご興味いただいた食品・機械商品に関してご興味がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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