2023/10/30

【展示会出展レポート】人手不足の解消や健康志向に応える商品をご案内。第11回FABEX(ファベックス)関西2023

日仏商事は2023年10月11日(水)~13日(金)にインテックス大阪で開催された「第11回ファベックス関西2023」に出展いたしました。

中・外食業界から製パン・製菓業界まで、あらゆる食の関係者が訪れるファベックス。関東・東海・関西の3つのエリアで開催され、ファベックス関西には毎回3万人ちかくの来場者が訪れます。

今回、日仏商事のブースでは「レ ヴェルジェ ボワロン」「ラ ローズ ノワール」「レミーコアントロー」「メゾンドゥマール」「サン ミシェル」「アキテーヌ スペシャリテ」の6ブランドが出展。
業界の人手不足解消やヴィーガン、健康志向などの要望に応えるさまざまな商品をご紹介しました。

作り手の想像力を刺激する「レ ヴェルジェ ボワロン」の冷凍ピューレ「シーバックソーン」


レ ヴェルジェ ボワロン(以下ボワロン)からは、今年の夏に新発売されたばかりの「シーバックソーン 100%」「ココナッツクリーム 100%」「フレーズカルパントラ 100%
」「マルメロ 100%」をはじめ、8つの冷凍ピューレや、ドリンクユニット「香飲家*」考案のドリンクレシピなどを提案。

【香飲家】バリスタやバーテンダーなど、ドリンクのスペシャリストたちによるユニット。
ノンアルコールからカクテルまで、あらゆるドリンクのプロデュースやコンサルタント、商品開発などを行う。
香飲家公式HP:https://www.kouinka.com/top-page/
香飲家インスタグラム:https://www.instagram.com/kouinka_softdrinksartist/?hl=ja

なかでもお客様の反応が良かったのが「シーバックソーン 100%」と「マルメロ 100%」のピューレ。
物珍しさから、興味をひかれる方が多かったこの2つのアイテム。「シーバックソーン」は「サジー」の名称でも知られるスーパーフードですが、まだまだその存在を知らない方が多く、美容に感度の高い女性のお客様が反応を示されていました。
健康志向のお客様にもアピールできるアイテムで、また、その発色の良さからも、内容とビジュアルの両面で魅力を感じるお客様が多くいらっしゃいました。
その独特の風味に、試食をしてみてびっくりする方もいらっしゃいましたが、それをどう生かすか、他の素材との組み合わせに、みなさま想像力を掻き立てられている様子。
今後ブームの到来が期待できる商品です。

新発売のレ ヴェルジェ ボワロン
冷凍ピューレ シーバックソーンをご紹介します!

また、レ ヴェルジェ ボワロン専属パティシエール鎌内由希子氏*考案の焼き菓子「サブレ キャラメル・シトロン」のレシピも試食と共に提案。「ピューレ シトロンジョンヌ 100%」を使用した、焼き菓子なのにレモンの風味がしっかり効いているところを気に入ってくれる方も多くいらっしゃいました。

▲レ ヴェルジェ ボワロン専属パティシエールの鎌内由希子氏

▲鎌内氏考案の「サブレ キャラメル・シトロン」

【鎌内 由希子】辻製菓専門学校を卒業後、マールブランシュや国内のジョエル・ロブションなどで経験を積んだのち渡仏。「アラン・デュカス」をはじめ、数々のホテルやレストランで修業し、2010年には「Championnat de France du Dessert(シャンピオナ ドゥ フランス デュ デセール)」パリ大会で優勝し全国大会にも出場。帰国後、ホテル小田急サザンタワーに入社。2019年にシェフパティシエールに就任。

ボワロンの冷凍ピューレのラインナップはこちら

ヴィーガンの需要の高まりを感じる「ラ ローズ ノワール」のヴィーガンタルトシェルへの反応



黒とピンクのブランドカラーが目を引いたラ ローズ ノワールのブースでは、ヴィーガン対応のタルトシェルやプチフールをメインに、人手不足解消となる半製品やマカロンなどをご案内。

いまや大手寿司チェーンでもデザートを提供するなど、市場の傾向が変わってきた飲食業界。パティシエのいない和食レストランなどの幅広いユーザー様が興味を抱かれていました。

健康志向の高まりを受け、来場者たちの興味を引いたのがヴィーガンシリーズの商品。
大手だけでなく、「ヴィーガン商品を探していた」という個人レストラン経営の方もおられました。ヴィーガンを望まれるお客様の声に手早く対応するためのアイテムとして、ヴィーガンのタルトシェルはこれからますます需要が高まることになりそうです。

また、バターの高騰による影響で、「クロワッサンや焼き菓子などに使うので、なかなかすべての製造にバターを回せない」と、タルトシェルの導入を検討されているベーカリーのお客様もおられました。

▲ラ ローズ ノワールのヴィーガンタルトシェル

ラ ローズ ノワールの商品ラインナップはこちら

レミー コアントローの提案する新たなアルコールの楽しみ方


レミー コアントローは、お酒離れの進む業界に向けて、アルコールの新たな楽しみ方としてホテルやバー、レストラン向けにカクテルゼリーのレシピを提案。ゼリーという形にすることで、持ち帰って家でも楽しむことのできる、他にないコンセプトに興味を持たれる方も多かったようです。
レシピにはボワロンのフルーツピューレが使用されており、さまざまなブランドを展開する日仏商事ならではのシナジーを生み出していました。
ブースではレシピとしての提案でしたが、完成度の高さに商品としてのカクテルゼリーの販売を期待する声も多く聞かれました。

コアントローについてさらに詳しく

手軽に本格的な味が提供できる「サン ミシェル ビスキュイ」のマドレーヌと「アキテーヌ スペシャリテ」のカヌレ


レストランやホテルなど、幅広い方が興味をしめされた冷凍のカヌレとマドレーヌ。

マドレーヌは、卵を使ったお菓子に定評のある、本国フランスでも大人気のブランド「サン ミシェル ビスキュイ」から。
カヌレは、最近では日本でも専門店ができるほど定着し、人気のあるアイテムですが、そのカヌレの本場、フランス ボルドーの「アキテーヌ スペシャリテ」のカヌレ。ラム酒の香りの効いた本格的な味わいの商品です。お皿に乗せられたサイズ違いのカヌレを見て「かわいい」と足を止める方もおられました。
美味しく、焼き直しをしてすぐに提供できる手軽さから、人手不足解消のアイテムとして、試食をされたお客さまにもたいへん好評でした。

スチームコンベクションオーブンに対応したホテルパン1/1サイズのシルパット™とシルパン™



メゾンドゥマールからは、ホテル・レストランユーザー様向けに、スチームコンベクションオーブンでお使いいただけるシリコン製ベーキングシート、シルパット™、シルパン™のホテルパン1/1サイズをご紹介。
1/1サイズの存在を知らずに紙製の使い捨てベーキングシートを使っている方も多く、「焼く」「蒸す」「敷く」といったさまざまな調理場面で活躍する利便性に加え、洗って繰り返し使えるというエコロジーの観点からも、興味を示されるお客様が多くおられました。

【シルパン、シルパットの魅力についてもっと知る】
ミシュラン星獲得オーナーが愛用するシルパット™、シルパン™の魅力とは?

“世界でひとつだけの味を創る” カカオバリー「Or Noir™(オールノワール)」のトークイベント


展示会2日目には、会場内プレゼンテーションステージにて、日仏商事ブランド営業課 サブマネジャーの秋山と菓子・料理ジャーナリストの並木麻輝子氏によるトークイベントを実施。カカオバリーのオーダーメイドチョコレート「Or Noir™(オールノワール)」の魅力について語っていただきました。

オーダーメイドのように世界でひとつだけのチョコレートをつくることができるオールノワール。フードジャーナリストの草分け的存在である並木氏が、カカオのテイスティングや現地でのスペシャリストによるヒアリング、組み合わせたチョコレートの最終調整など、実際にチョコレートが出来上がるまでの体験を交えた具体的な話を展開。トークイベントに参加された方にとっては、よりオールノワールの魅力をイメージしやすい内容となっており、チョコレートに感度の高い参加者のなかには熱心にメモをとる方もいらっしゃいました。

▲「Or Noir™(オールノワール)」のテイスティングキット。様々な産地のカカオをテイスティングしていき、自分の理想のチョコレートを作り上げていく。

世界でたったひとつのチョコレート「Or Noir™(オールノワール)」の詳しい情報はこちらから

▲フードジャーナリストの並木麻輝子氏

並木氏の製作したオールノワールチョコレートは、並木と親交のあるパティシエ、ショコラティエなど総勢60名によってオリジナルのお菓子が作られるという壮大なプロジェクトに発展。今後インスタグラムで順次情報が発信されていく予定です。

インスタグラム「Or Noir™ NAMIKI」:https://www.instagram.com/or_noir_namiki/

将来のパン業界を背負って立つ職人たちがしのぎを削る製パンコンテスト



期間中、会場内ではレ・ザンバサドゥール・デュ・パン・デュ・ジャポン(以下、「アンバサドゥール協会」)とリテイルベーカリー共同組合主催による製パンコンテストが開催されました。

この大会へは日仏商事もパートナー企業として協賛。弊社メンバーも大会サポートとして参加し、弊社取り扱いのボンガード社のデッキオーブン「Soleo EvO(ソレオ・エヴォ)」を提供いたしました。

▲出場者たちにオーブンの操作方法を説明する弊社スタッフ

「第二回コンクール・デュ・パン・トラディショネル」では、アンバサドゥール協会が提唱する伝統的な製法「レスペクチュス・パニス」をテーマに、熟練のパン職人たちが経験と技術を駆使してバゲット・トラディションをはじめとしたパンを製作。技を競い合いました。

みごと優勝したのは「ブーランジュリー ベルドール」の奥祐樹シェフ。「これまでも他のバゲットコンクールで優勝したことはあるのですが、特に思い入れのあるアンバサドゥール協会の、バゲット・トラディションのコンクールで優勝できたことはとても嬉しいですし、光栄に思います」と喜びをかみしめておられました。

▲「ブーランジュリー ベルドール」の奥祐樹シェフ

「第七回最優秀若手ブーランジェコンクール」では、将来のパン業界を背負っていく情熱あふれる22歳以下の若手職人たちが、先輩のベテラン審査員たちが見守るなか、しのぎを削りました。このコンクールはパンの世界大会「モンディアル・デュ・パン」の日本代表のアシスタント選考会と、今大会は技能五輪国際大会の日本代表選考会も兼ねており、どの選手も緊張した面持ちで、ときには先輩職人のアドバイスを受けながら、6時間もの競技時間を戦い抜きました。

▲大先輩たちに囲まれながら懸命にパンを作っていく若手職人たち

優勝したのはモアザンベーカリーの滝澤和花(のどか)さん。「この大会のために、毎日遅くまでたくさん練習してきたので、それが報われて良かったです」と、目に涙を浮かべながら優勝の喜びを語っていただきました。

▲優勝したモアザンベーカリー滝澤和香さんの作品

無事3日間の開催期間が終了


展示ブースでの商品のご案内、トークイベント、製パンコンテストのサポートと多岐にわたる業務で3日間の開催期間を終えた日仏商事。

今後も、弊社は各問屋様や催行業者様の展示会に出展を予定しております。それぞれテーマや展示内容が異なりますので、各展示会にもぜひお越しください。
展示会場で多くのみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

今回展示をしました各商品のカタログは以下よりダウンロードが可能です。
また、食品・機械商品に関してご興味がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。商品に関するお問い合わせは以下のボタンより承っております。

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