牧場アイスクリーム LA MÉMÈRE ラ・メメール

日仏商事株式会社の子会社でパリで活動するNFS INTERNATIONALが企画・運営し、フランスで販売する牧場アイスクリーム　LA MÉMÈRE (ラ・メメール)の紹介です。
牧場アイスクリームラ・メメールはコロナ禍の真っただ中、2020年4月にパリのスーパーマーケット、モノプリ（フランスで人気のスーパーマーケット）系店舗で発売を開始しました。
その後、販売網は拡大を続け、現在ではカルフール系、フランプリ系、ルクレール系、オーシャン系、アンテルマルシェ系などのスーパーおよびハイパーマーケットなどで販売されています。
またパリおよびその近郊だけではなく、ブルターニュ地方を中心に地方でも販売を開始しています。

牧場アイスクリーム　ラ・メメールは

○牧場アイスだから牛乳が新鮮！搾乳する牧場の敷地内に製造ラボを設置し、搾ったばかりの新鮮な牛乳で毎日製造
○牛乳をはじめ、原材料のすべてがオーガニック。だからオーガニック（ビオ）アイス。認証取得済み
○オーガニックに加えて、生産者と利益を正当に分かち合うフェアトレード製品
○原材料はほぼすべてがフランス産。バニラ、コーヒーなど一部の原材料のみ海外からの輸入
○バニラ、ショコラ、コーヒー、いちご、フランボワーズの5種類。新作フレーバーも追加予定

4月の発売に先立ち、2月にパリでメディア発表を行いましたが、多くのメディアに注目していただきました。
また発売直後から販売網が急拡大するほど、好評を得ています。フランスではアルティザン（グラスリー）市場も含めて、アイス市場全体が好調ですが、上記特徴を持つラ・メメールの人気の秘密をもう少し詳しくお伝えします。

人気の秘密①
それは酪農家（牧場主）が主役のアイスだからです。

○牧場主と企画会社（NFSが運営）が契約。それぞれ51％、49％を出資して牧場主が過半数以上となる会社を立ち上げ
○当該会社がラボを牧場内に設置。これにより牧場主の初期投資額は通常の半分で済むことに
○牧場主は製造、企画会社が販売を担当する役割分担方式を採用。売り上げは出資比率通り分配
○アイスクリームの原料の約7割を占める牛乳を市場価格よりも高値で牧場主から買い取り保証
○加工用オーガニック牛乳の買取価格は平均0.48€/L。通常牛乳は0.39€/L。対してラ・メメールは0.80€/Lで買い取り
○多くの酪農家が不当に安い買取価格に苦しめられている
○市場価格よりも高値で買い取ることを長期保証（最低5年間）し、酪農家を支援
○主原料となる牛乳を生産する牧場主自身が製造を担当するため、余計なマージンが発生しない

人気の秘密②
そして徹底的にフランスにこだわっています。

○原材料のほぼすべてがフランス産のオーガニック製品。アイスそのものはそれら原材料を使用した Made in France
○現在、フランスのスーパーなどで流通する大手製菓会社アイスのほとんどはフランス国外で作られている
○フランスの国内市場は世界的に有名な大手製菓会社（多国籍企業グループ）のU社、N社、H-D社の3強状態
○上記3強の中でフランスで製造しているのはH-D社のみ。他2社は欧州他国で製造、フランスに輸出
○しかもこれらアイスの原材料にフランス産製品の使用はわずか

欧州内で農業と言えばフランス、食と言えばフランスという、圧倒的なイメージとは裏腹にフランスで食べられているアイスクリームのそのほとんどにフランスが絡んでいないという現実。ラ・メメールはこのような現実に一石を投じたアイスなのです。

人気の秘密③
さらに「本物のおいしさ」を加えます。

○MOFダヴィッド・ヴェスマエル氏がレシピ、製造を管理し、美味しさを追求！
○アイス業界ではその使用がごく一般的な化学添加物、着色料、保存料を全く使っていません。安心、安全！
○製造地と消費地が近く、新鮮！

先日、契約牧場主の第一号となったモラン家のあるブルターニュ地方で製造ラボの披露目会が行われました。
（今販売されているラ・メメールはすべてモラン家が製造したものです）
関係者に加えて、牧場のある村の人々も多数参加、4月の初出荷以降順調に製造・出荷を続けるラボの見学会＆試食会は大賑わいでした。（残念ながら、製造ラボは企業秘密もたくさんあるため内部写真の公開はできません）

食のトレンドだけではなく政治・経済問題を絡めてくるあたりが、なんともフレンチなアイスだと思いませんか？

レシピ統括のMOFダヴィッド・ヴェスマエル氏によると、新作フレーバーも準備中とのこと。
日本からフランスにいらした際はぜひご賞味ください。

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