【第7回 ルレ・デセール シャルル・プルースト杯】で
石黒 啓太 氏が優勝!
石黒 啓太 氏が優勝しました!
パリの『サロン・デュ・ショコラ』を舞台に行われた国際製菓コンクール『ルレ・デセール・シャルル・プルースト杯』に出場した石黒啓太氏(イースト・ギャラリー)が見事優勝を飾りました。同時に【ピエス部門】、【味覚部門】、【一般消費者による投票部門】の3つの部門賞も獲得しています。
ルレ・デセール・シャルルプルースト杯とは?
まず、『ルレ・デセール(Relais Desserts)』についてご説明します。『ルレ・デセール』とは、パティシエ(ショコラティエ)により、「最高の菓子作り」のための意見交換を主な目的として1981年に設立された協会のことを指します。ヨーロッパを中心に世界19カ国、89名のパティシエが加盟し、メンバーになるためには、既存メンバー2名からの推薦が必要で、メンバーの前でのプレゼンテーションを経て選出されます。
ルレ・デセール・シャルル・プルースト杯はフランスを舞台に2年に一度開催されている伝統的な国際製菓コンクールです。
同大会は世界でもトップクラスのパティシエ・ショコラティエのみが入会を許される組織として名高いルレ・デセールが主催し、地元のフランスをはじめとする欧州各国、アジアなどから多くの選手が出場を目指す、権威ある製菓コンクールです。
3つの審査基準
2018年の今大会では今年の7月に行われた書類審査を経て11名のファイナリストが、10月31日パリのサロン・デュ・ショコラ会場内に設置された特別ブースに集結し、最終審査が行われました。審査は3つの要素に分かれており、その総合点で順位を競います。
1つ目は、芸術性を競うピエス・アーティスティックの制作、展示。
2つ目は、おいしさを競うガトーの制作および試食。
3つ目は、そのガトーの制作を最終審査会場にて観衆の前で披露し、その作業性を競いました。
ピエスの制作テーマは「バンド・デシネ(漫画)」
ピエスの制作テーマは、なんと「バンド・デシネ(漫画)」。ガトーのテーマは「マロン」に設定され、各選手がこれらテーマに沿った作品の制作に挑みました。
優勝した石黒さんは大会2週間前にフランス入り、制作のためのラボを借りてアシスタントを務めた元同僚の樋口さんと共にピエスとして今や世界的にも有名な漫画作品の「神龍(シェンロン)」を、ガトーはマロンとフランボワーズを用いた「夢」と題したお菓子を制作し、当日朝、搬入しました。
完全優勝に近い、総合優勝!
ルレ・デセール会員で構成される10数名の審査員による審査において、3つの要素の合計点で最高点を記録した石黒さんが総合優勝を獲得。また同時に芸術性を競ったピエス部門、ガトーのおいしさを競った味覚部門の2部門でも1位となり、それぞれ部門賞を獲得しています。また会場を訪れた一般入場者による審査において1位の得票数を集め、部門賞4つのうち3つを制しており、完全優勝に近い形での総合優勝となりました。弊社も石黒さんの大会出場決定後からサポートを開始し、フランス入りからコンクール当日までのお手伝いもさせていただきました。
石黒さん、優勝おめでとうございます!今後の益々のご活躍を期待しています!
<石黒啓太氏プロフィール>
2008年 Food国際調理製菓専門学校(新潟)卒業
卒業後はパティスリー・キャロリーヌ、パティスリー・マテリエルなどで勤務。
2013年 イーストギャラリー入社
2014年以降、同社でシェフパティシエを務める
2016年 ジャパンケーキショー 連合会会長賞、グランプリ獲得(ピエスモンテ)
2017年 内海杯グランプリ獲得
2018年 ルレ・デセール シャルルプルースト杯 総合優勝
Relais Desserts Charles Proust についてはこちら
https://www.relais-desserts.net/2018/11/concours-relais-desserts-charles-proust-2018/