2024/07/03

【展示会出展レポート】ヒラタフードフェア2024 in OKAYAMAに出展しました

日仏商事株式会社は2024年6月12日・13日の2日間、コンベックス岡山で開催された「ヒラタフードフェア2024 in OKAYAMA」に出展いたしました。

今年のテーマは「フランスのトレンドと効率化」で、以下のブランドの製品を展示しました。

【出展ブランド】
ルサッフル
レ ヴェルジェ ボワロン
CSM
ラ ローズ ノワール
カシャロ
ディーエルエーナチュラルズ
ボンガード
サヴィゴワゾー (エンローバー)
イドロプロセス (ウォータージェットカッター)
クランプーズ (クレープマシン)

谷口シェフによるパン・お菓子のデモンストレーション


弊社ブースの中でもひときわ来場者の注目を集めていたのが、兵庫県西宮市にお店を構える人気ブーランジュリー「フリアンド」の谷口シェフによる、パン・お菓子のデモンストレーションでした。 

谷口シェフはお店を経営する傍ら、国際コンクールにも出場しており、2021年には第8回モンディアル・デュ・パンで総合優勝し、世界1位となりました。 

今回、7種のパン・お菓子のデモをしていただきましたが、筆者が注目したのは、コンクールで優勝された際に作られたブリオッシュ「ブレッサンヌ」のデモンストレーションです。大会の時と全く同じレシピを使ったデモンストレーションに、皆さん興味津々でした。デモンストレーションの中で「僕は大会用にレシピを考えるのではなく、お店でも同じレシピで提供するんです。それでないとお客さんに失礼でしょ」と語る谷口シェフ。複雑になりがちな大会のレシピは、お店の商品として提供するとなると、手間やコスト面で敬遠されるケースも多い中、最初からお店で販売することを考えられたレシピの組み立てに、みなさん驚かれている方も多かったです。

▲レシピを手元に、メモを取りながら熱心にデモを聞く来場者も多かった

10年前にセミドライイーストへ切り替えたわけ

現在、谷口シェフのお店では、ルサッフルのセミドライイーストを使用しています。しかし、数年前までは全て生イーストを使用していました。

理由1:「省スペース化」
生イーストは「賞味期限が短い」「イーストを置くスペースがない」というデメリットがあります。
そのため、牛乳パックのサイズで冷蔵庫・冷凍庫の片隅にも置けるセミドライイーストを選びました。 

理由2:「酵母が安定している」
パンを作る上で一番重要なことは「酵母が安定している」ことです。
世界大会の時やデモンストレーションで海外に行った際にもルサッフルのイーストを使いますが、温度や環境が違う中でも「安定」を感じることが多いですね。
実際にお店でもセミドライイースト、インスタントイースト赤、リロンデル1895の3種類を使用しており、入れ替えて良かったです。

理由3:「風味の違い」
生イーストを使った短時間製法の場合、酵母の使用量を増やすため生イースト臭が強くなります。大多数の人はその臭いが好きではないですが、セミドライイーストを使用すると生イースト臭が少なくなり、パンの風味を生かすことができます。

 

パンに違いを生み出すボンガードオーブンの蓄熱性能

「蓄熱量の違い」
ボンガード社のオーブンは、蓄熱量が高く、ヒーターが入っていない状態でもパンを焼くことができ、中心温度が上がるのが早いので、「パンが早く焼ける」「パンのボリュームが出やすい」とのこと。ハード系のパンでも早く簡単に焼き上げることができます。

 

フランスのトレンド、産地指定フルーツピューレを用いてフランのバリエーションを提案


▲レ ヴェルジェ ボワロンのピューレを用いたフラン

現地のフランスで再流行中のフラン

フランとは、パイ生地にカスタードクリームか、それに準じたクリームを詰めて焼成した伝統菓子です。

▼フランについてのより詳しい記事もございます。

フランスで流行の伝統菓子 「フラン」 [前編]フランの歴史

現在のフランの流行は、複雑になり過ぎてしまった菓子作りの反動からくる伝統的・シンプルな菓子への回帰がベースにあります。日本同様にフランスでもパティスリーの労働者不足が問題になっており、シンプルな素材と製法のフランが選ばれているとも考えられます。 

シンプルなお菓子のフランだからこそ、レ ヴェルジェ ボワロンのフルーツ100%ピューレの品質(味・色・香り)を感じてもらいやすいと考え今回ご提案させていただきました

▲提案したフランの試食 

想像力を加速させるシェフカット


高水圧ジェット技術を活用したウォータージェットカッター「シェフカット」。
2000~4000気圧にも相当する高圧力で押し出されるスピードは音速の2~3倍となり手切りでは不可能な曲線など、自由自在なカットを実現します。

展示会場では、「常温商品の効率的なカット術とイベント商品の活用術について」をテーマに、具体的なシーンを想定したデモンストレーションを行いました。

あらかじめ、カットしたい形のデータをシェフカットに読み込ませておき、シェフカット内にバターサンドを入れカットしていきます。

▲パズルのピース状にカット後、他のピースとくっつけた様子 

カット後は他のバターサンドと組み合わせてもピッタリくっつく精密さ。常温のバターサンドですが、バターが溶けることなく、綺麗にカットされています。 

▲シェフカットでパーツを切り抜き、エッフェル塔を再現

▲データさえあれば、細かい切り抜きも可能

デモンストレーション中には人だかりができ、カットの様子をご来場の皆様が見守っていました。カット後には「おぉ〜」という声や、拍手が起こるなど、大盛況のデモンストレーションとなりました。

今回展示をしました各商品のカタログは以下よりダウンロードが可能です。

また、食品・機械商品に関してご興味がある場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。商品に関するお問い合わせは以下のボタンより承っております。 

ご興味いただいた機械商品に関しての導入相談を承っています。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

ページ先頭へ戻る