2023/02/15

地元で愛され続けるベーカリー『手づくりのパンとカフェ パリーネ 』辻岡氏にインタビュー!

『手づくりのパンとカフェ パリーネ 』辻岡氏

ボンガード社100周年記念企画として、ボンガード社製品をお使いいただいている国内外の導入事例をご紹介させて頂いております。
第3回目の今回は、「手づくりのパンとカフェ パリーネ」 オーナー 辻岡 周太郎 氏にお話を伺いました。

手づくりのパンとカフェ パリーネ オーナー 辻岡 周太郎 氏

手づくりのパンとカフェ パリーネ

オーナー
辻岡 周太郎 氏

▼Profile
大阪市内のパン屋で修業を開始したのちに実家の豆腐店を改修し、1986年に「手づくりのパンとカフェ パリーネ 堺本店」をオープン。以降、長居店、住之江店、狭山店と現在は大阪府に4店舗を構える。キャッチフレーズは「笑顔から笑顔へ、おいしいパンをつくってお客様に喜んでいただく」。

『手づくりのパンとカフェ パリーネ 』の看板
『手づくりのパンとカフェ パリーネ 』外観

-まずは店名の由来を教えていただけますか?
23歳で堺本店をオープンさせる前に、国際電話でアメリカに留学していた友人に「小麦粉」をフランス語で何というのかと聞いたら「ふぁりーぬ」か「ふぁりーね」と言ったので、「ふぁ」の代わりに、「パリ」の「パ」をまぜて、「パリーネ」と名付けました。最初に修業をした店は、店名に「ブーランジェリー」とつけていたので、当初「ブーランジェリー パリーネ」としていましたが、途中で「焼きたてのパン パリーネ」に変更しました。

ただ、どうしても焼きたてでない場合もあるので語弊があるかもしれないと気になり、「手づくりのパンの店」にさらに変更しました(笑)。ただし、焼きたてであることは大事にしたいと思っているので、焼き上げ時間は調整するようにしています!

-パンの種類はどのくらいでしょうか?
お店によって若干違いますが、パンの種類は90品前後ですね。1番多いのは長居店かな。あまり種類を増やすと朝焼いた分だけになってしまう商品も出てくるので、焼きたてパンを提供できるように、1商品につき、1日に2回以上は焼くイメージで調整しています。

焼きたてのパン

▲焼きたてのパンにはPOPをつけ、わかりやすく陳列

食パンの焼き上がり予定時間表

▲食パンの焼き上がり予定時間表

-「パリーネ」と言えば、どんなパンでしょうか?
やはり食パンですかね。例えば堺本店では、「パリーネの食パン」で売り上げ構成比2割程度を占めています。パリーネの食パンを食べて朝を始めていただけると嬉しいので、毎日購入していただけるようにしたいですね。

「パリ―ネの食パン」
「パリ―ネの食パン」

棚にずらりと並んだ看板商品「パリ―ネの食パン」もっちり・しっとり・優しい味わい

 

-独自のサービス・イベントなどはありますか?
スタッフによる新商品コンペを10年くらい前から開催しています。パリーネというのが、僕だけのお店じゃなくて、スタッフ皆に自分のお店として考えてほしいという思いから、スタッフからアイデアを出してもらい、毎シーズン5、6品の新商品を店頭にならべるようにしています。

考案した製品が店頭に並べば賞金を出すシステムで、専門学校を出た新卒の子も基礎はあるのでそこに先輩から知恵をもらったり、原材料屋さんに自分で使いたい製品があるか問い合わせをしたりと、スタッフの勉強にもなっていると思います。

大学芋デニッシュ

スタッフが開発した商品。自分の考案したパンがお店に並ぶのはスタッフの成長・やりがいにもつながります

-それでは、ボンガードオーブンについて教えてください
2号店の長居店をオープンするときにボンガード社のオーブンを初めて導入しました。ちょうどモジュラーデッキオーブンSoleo(ソレオ)が発売されたタイミングだったので、厨房の天井の高さから、Soleoを採用しました。

若い頃、町場のパン屋にいたときはどの機械がいいかなんて分かりませんでしたが、4~5年もしてきたら展示会に行くようにもなり、モバックショウで日仏商事のブースを見かけました。フランスパンをいっぱい焼いていて、ドンクさんに行けばボンガードのオーブンが入っていて「いつかこの機械を使ってみたいなぁ!」と思っていました。当時もパン屋さんの憧れのオーブンといえば、ボンガードのオーブンでしたよ!

「ボンガードオーブン」と辻岡氏

▲「ボンガードオーブンはパン屋さんの憧れ」と話す辻岡氏

-採用した理由をお伺いできますか?
最初はやっぱり「憧れ」でしたよね。使ってみないとわからないと思うのですが、蓄熱性が本当に良くて、普通の平窯で焼くのとボリュームの出方が全く違います。パンを入れても温度も全然下がらず焼成を続けられます。初めて長居店で採用してその差を実感したので、3店舗目、4店舗目もオーブンなどはボンガード社製品を採用しました。毎日同じように作れないときも、職人の技術を補ってくれるオーブンです!

-ボンガードオーブンで気に入っているところを教えてください!
エレベーター式の挿入盤はつけてよかったですね。挿入盤はそれなりの重量があるので、小柄なスタッフでも無理なく生地を挿入できるようにエレベーター式の挿入盤を採用しました。

次のお店を出店するときも、オーブンにはエレベーターを導入できればと考えています。

「ボンガードオーブン」

▲作業しやすいエレベーター式 挿入盤

-今後オーブンを購入しようとしている方へアドバイスをお願いします。
オーブンの選定において焼成室の温度が保たれるということは生産効率を向上させるうえで重要になりますね。ボンガードのオーブンは、連続で焼成しても、窯の温度はしっかりと保たれます。クオリティの低いオーブンの場合、扉を開けると焼成室の温度が一気に下がってしまうんですよね。ボンガードのオーブンを購入することはきっと良い選択になると思いますよ。

-今後のビジョンを教えてください。
スタッフが働きやすい環境づくりを目指しています。今も店舗によってはボンガードの分割機やバゲットモルダーを導入して、労働時間を短縮できるように努めていますが、そのようなマシンを活用して、すべての店舗で動線も良くなるようにしていきたいですね。

機械の導入で生産効率アップ

▲スタッフが働きやすい環境づくりを目指して。機械の導入で生産効率アップ・労働時間の短縮をはかります。

-ボンガード社へメッセージをお願いいたします。
弊社は2023年で創業38年なので、ボンガード社が100周年を迎えられたというのは本当にすごいなと思っています。私たちも応援していますし、今後も私たちパン屋さんを支えてくれる製品を作り続けていただきたいと思います! 

 

店舗情報


パリーネ狭山店

パリーネ狭山店
住所:大阪府大阪狭山市東野西4丁目776-1
TEL : 072-349-3568
定休日:毎週火曜日
WEB : http://parine.jp
Instagram : https://www.instagram.com/parine.official/

パリーネ長居店

パリーネ長居店
住所:大阪府大阪市住吉区長居東3丁目1-29
TEL : 06-6608-6737
定休日: 毎週火曜日
営業時間: 7:00~19:00(カフェ18:30まで)
WEB : https://parine.jp/shop
Instagram :https://www.instagram.com/parine.official/

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