2021.06.22

コロナ禍のマルシェ事情って??パリから電車で40分 フォンテーヌブローのマルシェをレポート【パティシエ通信Vol.19】

Bonjourパティシエ通信のAyakoです。

実は最近、パリからフォンテーヌブローという街に引越しました。

と、言いますのも。
今年に入って知人から、7月にオープンするパティスリーのシェフパティシエをやらないかと言うお話しをいただきまして、そろそろビザも切れるので帰国して起業か、何か自分らしい事を始めたいと思っていた矢先の話しだったので運命を感じ、例のセブンルールに則って瞬間で決めました!

前回のセブンルール記事はこちらから(さりげなく宣伝!)

只今オープンに向けてオーナーとの話し合いや、試作に大忙しであります(汗)
フランスでのパティスリーのオープニング、しかも主軸と言うのはなかなか出来ない経験だと思うので、これはまた落ち着いたら改めてダイジェスト版でお届けしたいと思います。

さて今回は最近やっと色々と解除されつつあるフランスのコロナ事情にちなんで、フランスならではのマルシェを取材して参りました。

 

マルシェに行って感じたフランス人のマスクに対する意識の変化



数年前にもマルシェをテーマにした事がありましたが、今回はフォンテーヌブローで1番大きなマルシェをご紹介したいと思います。

その前に、簡単にフォンテーヌブローについてご紹介します。
一応イルドフランスというパリ近郊のくくりなのですが、程良く田舎で自然溢れるのんびりとした城下町(フォンテーヌブロー城のある町)です。

このフォンテーヌブローで開催される大きなマルシェは週に3回(火、金、日)も開催されているんです。
この時点でこのマルシェが市民にいかに必要とされているのかがうかがえます。
その中でも日曜日が1番活気に溢れていて、特に必要な物がなくてもフラ〜っと、そのエネルギーを浴びに行ってしまいたくなります…。

この第三次ロックダウンにより、今は生活必需品以外のお店は出店していない状況です。

コロナ前は絨毯屋、壊れた家具の修理屋、アクセサリー屋などもありましたが、今は食材以外だと本屋と花屋しか営業出来ない様です。
開催されるのは非常に助かりますが、なぜ本屋が良いのかはナゾです…

なので、路面店でも同じ様に今はスーパーと本屋と花屋以外は軒並み閉まっております。
大型スーパーだと、おもちゃコーナーや洋服売り場にはロープが張られていて、
スーパーは開いているのに!
手を伸ばせば商品は目の前にあるのに!
購入することは出来ないと言う、何とももどかしい状況が続いております…。

つい先日、やっとレストランやブラッスリーのテラス席のみの営業が許可されましたが、最近の天気は雨が降ったり、いきなり晴れたりと大変そうです…。

コロナ禍でも賑わうテラス席

夜間外出制限も19時から23時に延長されました。
でもこれは、みんな無視しまくりでしたし、検問も見た事が無かった…という幻の夜間外出制限でした…(笑)
あ、延長になっただけで、まだ終わってないのか(笑)

マルシェを見ても思いますがソーシャルディスタンスは何処へやらです…。

アクリルプレートの代わりにラップで感染対策をしているのですが、意味ありませんやん!!
と言う勢いでめくり上がっております…(汗)

それでもフランス人頑張ってるな(T_T)って思う事が1つあります←1つ?(笑)
私が渡仏して来た当初(かれこれ5年前)、マスクは感染病の患者がするもので、風邪やインフルエンザ相当の病気でもマスクは絶対にしないのだー!
と言うスタンスを突き通しておりました

店員も客もマスクはしっかり着用

そもそもマスクは人にうつさないためにすると言う感覚が無かったように思います…。
それが今や、ほぼ99%の人々が公共の場ではマスクを着用しているではありませんかっ(驚)

れは想像出来ない事でした。。。偉い!!

このコロナ禍で衛生感覚に目覚めたのか、マスクの着用には結構厳しくて、警察官も駅員さんも「マスクなしでは道を歩かせない」と言う強い気持ちを感じさせます。

聞いた話では電車の車内でコーヒーを飲んでいた人に「マスク外すなコラァー!」とオッチャンがキレていたそうです(汗)
私としてはランニング中の人のマスク不着用が気になりますが…。
めちゃくちゃ息吐いてますよね、コーヒーよりも…笑
でもランニングしながらマスクしたら、倒れてしまいそうなので仕方ないのでしょうが、すれ違う時は息を止めてしまいます…(汗)

アジア人差別について日本で報道されているそうですが、私に関してはこのコロナ禍でも今まで5年間、1度も差別された事はありません。
相変わらず皆親切で優しいですし、フランス人の友達や知り合いは、むしろ決まりを破ってまで会おうとしてくれます(笑)
たまたまかもしれませんが、私の周りではそういう話しは聞かないですね。

 

コロナ禍で落ち込んだ気分を癒してくれる、それがマルシェの魅力


話しがマルシェから逸れていますね…すみません。

私がよく行くマルシェのお気に入りのお店は、広場の入口にある果物屋です。
ここで毎日食べる果物を1週間分買います。

マダムが買いたい果物の食べ頃を、それぞれ教えてくれるんです。
逆に食べたい日を言うと、それに合った頃合いの物を出してくれます。
私も職業柄、年中果物を扱うので勉強になります。

また別の日には、この広場で植物がメインのマルシェが開かれていたので、行ってきました。

引越してから観葉植物を買いたくて、ずっと探してので、この規模のマルシェならきっと気に入る物を見つける事ができると思ったのですが…。
結局あーでもない、こーでもないと悩んだ末に買ったのはベルベンヌ(レモンバーベナ)…。
しかも観葉植物を探していたのに、室内植物ですらないと言う…(汗)

と、言いますのも。
最近ベルベンヌを使用したガトーの試作をずっと繰り返しており、数日前にやっとオープニングに並ぶガトーとして決定したところだったのです。それも重なってベルベンヌを見た瞬間、嬉しくなり手に取ったのと、今後ベルベンヌの発注ミスが起こった時に、いつでも採取可能にしておくことができる!というメリットを感じたので見つけた瞬間、即買いしました…笑
まぁ、ハーブティーの女王様ですしね。

あと、植物には直接関係ないチョコレート屋でショコラルビーを買いました。

日本で流行ってるんですよね?
流行った…のかな?
ルビーチョコの色が天然と言うのは魅力的ですよね。

これがまた、私の好きな色…ピンクムラサキみたいな…。
普段、板チョコを買う習慣は全く無いのですが、色に釣られて買ってしまいました…(笑)

カカオの味はしないのですが、ホワイトチョコみたいな甘ったるい香りや味がなく、若干酸味があって、普通のチョコレートよりパクパク食べれてしまって、ある意味危険です!

ハーブティと共にルビーチョコをいただく

ついつい買う物や食べる物のチョイスが仕事中心になってしまいがちなのが、複雑な気持ちですが、いつものマルシェでも初物のアプリコットを発見しては→購入→さっそく買ったばかりのベルベンヌでコンポートにしてました…。

特に最近はお菓子の事ばっかり考えてしまいます…(汗)

季節物のお菓子を考える時や、ショーケースの模様替えを考える時、マルシェに立ち寄るとインスピレーションが刺激されます。
ミラベルの季節も、もうすぐやって来るので楽しみです。
まぁ、ミラベルはお菓子にするより、そのまま食べるのが1番美味しいんですけどね。

マルシェに戻りますが。
このマルシェの魅力は食材だけでなく、惣菜のお店も充実しているんです!
パエリヤやケバブなどの異国の料理や惣菜が売られていて、買ってすぐ食べる事が出来ます。

お決まりの大きいフライパンで調理されたパエリア
ケバブは、注文すると作ってくれるスタイル

中でも私のお気に入りはこれ!モロッコのブリワットというお料理です!

4個で3€(380円くらい)です。
中は牛肉と野菜が入っているそうです。
いつも揚げたてなので、アツい袋を持って帰るのが大変です(汗)


売り子のお姉さんの愛想が悪いのは、美味しさでカバーされるので大丈夫です(笑)
まだ全ての惣菜店を回りきれてないので、徐々に開拓して行きたいと思います。

 

まとめ


そろそろ終息を迎えつつある第三次ロックダウン(きっとパティシエ通信配信時には完全解除と思われます…)での取材だったので、消毒液の常備や食品店のみの出店と言った変化以外は特にピリついた様子もなく、穏やかな商い風景でした。
そら、ディスタンスラップも緩みまくりですよ…(笑)

コロナが終息して、フランスに旅行の際は、ぜひフォンテーヌブローまで足をのばしてみて下さい!
パリから電車で40分程なので日帰り出来ますので。
マルシェで惣菜買って、すぐ近くの森(次の写真)でのんびりピクニックを楽しむ事も出来ます。

その際は、私のパティスリーにも寄って下さいね!
それでは À bientôt

 

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