今年はお酒を変えてアレンジ!シュトーレンや、パネトーネに。 【ドライフルーツの洋酒漬け】
シュトーレンやパネトーネなど、クリスマスのお菓子作りに欠かせないドライフルーツの洋酒漬け。漬け込み用の洋酒としてはラム酒が一般的ですが、ブランデーやコアントロー、ジンなどを使用される方も多いようです。
INDEX
1.漬け込みにおすすめの洋酒
ドライフルーツの洋酒漬けの定番と言えばラム酒ですが、ブランデーで漬けると香りが華やかになり、コアントローで漬けるとオレンジピールの爽やかな香りが甘さのキレを良く仕上げ、ジンで漬けたものはフルーツの風味を際立てるなど漬け込む洋酒によって異なる風味を楽しめます。
シュトーレンやパネトーネ等のバリエーションを増やすアイデアのひとつとして漬け込み用の洋酒を変えてみてはいかがでしょうか。
ラム酒(マウントゲイ55°/イルデュヴァン40°・54°)
ラム酒はサトウキビを原料として造られるため、カラメルのようなほんのりとした甘味のある香りが特徴で、お菓子作りにもよく使用されます。 今回使用したラム酒は、カリブ海に浮かぶバルバドス島で製造されました。 マウントゲイ55°は、300年以上続く世界最古の蒸留所で造られたラム酒です。
ブランデー(サンレミ―60°)
ブランデーは、果実を原料として発酵、蒸留し熟成させ造られます。 今回使用したサンレミ―ブランデーはフランスの黒と白のブドウを原料として造られています。
リキュール(コアントロー54°)
リキュールは、蒸留酒に果物やハーブなどの副原料を入れて味や香りをつけて、そこに 砂糖やシロップなどを加えて造るお酒のことです。今回使用したコアントローはオレンジ のエッセンシャルオイルを最も多く含んだアロマティックなオレンジリキュールです。
ジン(ザ・ボタニスト ジン60°)
ジンとは、大麦、ライ麦、ジャガイモなどを原料とした蒸留酒で、元々は薬酒として誕生しました。今回使用したザ・ボタニストジン60°は、9種類のボタニカル(根、樹皮、果皮、ジュニパーペリー、種子など)と、スコットランドのアイラ島で手摘みされた22種類にもおよぶボタニカル(ベリー類、花びら、葉など)をバランス良く組み合わせることで、繊細かつエレガントなフレーバーを醸し出しています。
2.レシピ紹介:ドライフルーツの洋酒漬け
【工程】
①ドライフルーツとナッツを計量する。使用目的により「ホールのまま」、「カットする」はお好みで。
② 消毒・殺菌を行った保存容器に①を入れ、お酒を加えて混ぜ合わせる。
③ 密閉して冷暗所で保管し、1~2週間に1度、お酒が全体に行き渡るよう混ぜ合わせる。
・ドライフルーツ+ナッツ1kg に対して洋酒を200ml~400ml ※お好みで。
・ドライフルーツとナッツを一緒にせず、それぞれの材料別で漬け込むのも良い。
・ドライフルーツはオイルコーティングされていないものを使用しています。
【各種配合】
▼ラム酒を使用した配合
ラム酒※…200ml
サルタナレーズン……340g
グリーンレーズン……160g
プルーン……100g
ドライアップル……100g
ドライクランベリー……100g
アーモンド……100g
くるみ……100g
※マウントゲイ55°またはイルデュヴァンラム40°、54°を使用
▼ブランデーを使用した配合
サンレミー ブランデー 60°……200ml
サルタナレーズン……340g
グリーンレーズン……160g
ドライアプリコット……100g
ドライフィグ……200g
アーモンド……100g
くるみ……100g
▼リキュールを使用した配合
コアントロー54°.…..200ml
サルタナレーズン……340g
グリーンレーズン……160g
オレンジラメル……150g
シトロンラメル……150g
ドライアップル……100g
アーモンド……100g
▼ジンを使用した配合
ザ・ボタニスト ジン 60°……200ml
サルタナレーズン……340g
グリーンレーズン……160g
ドライチェリー……100g
ドライパイン……100g
ドライブルーベリー……100g
くるみ……100g
ヘーゼルナッツ……100g